WNBAの2025年シーズンが開幕し、インディアナポリスのGainbridgeフィールドハウスには17,274人のファンが集結。
注目のカードはシカゴ・スカイ対インディアナ・フィーバー。
ケイトリン・クラークとエンジェル・リース、昨年のドラフト同期ライバル同士の初対決となったこの試合は、フィーバーが93‑58と大差で勝利しました。
試合展開――序盤から主導権を握ったフィーバー
第1クォーターを22‑17でリードしたフィーバーは、前半終了時点で45‑32と13点差に。後半も流れを渡さず、第3クォーター中盤に20点差をつけると、そのまま一気に試合を決めました。
最終的に35点差での快勝は球団史上2番目の大差。開幕からチームの爆発力を見せつけました。
注目選手とスタッツ
- ケイトリン・クラーク(Fever): 20得点/10リバウンド/10アシスト/4ブロック(キャリア3度目のトリプルダブル)
- アリーヤ・ボストン(Fever): 19得点/13リバウンド/5ブロック
- ナターシャ・ハワード(Fever): 15得点
- エンジェル・リース(Sky): 12得点/17リバウンド
- アリエル・アトキンス(Sky): 11得点
ライバル対決に火花
第3クォーター残り4分半、クラークがリースにハードなファウルで止めに入り両者が一触即発に。
ビデオ判定の末クラークにはフレグラント1、リースとボストンにはダブルテクニカルが科されました。
この場面でスカイは一時11点差まで迫ったものの、フィーバーが9連続得点で再び試合を掌握しました。
試合後の声
試合後、クラークは
「ただ得点を止めるプレーだった。騒ぎ立てる必要はない」
と冷静にコメント。
一方のリースも、
「あれはバスケットボールの一部」
とのみ述べ、両者ともライバル関係を意識しながらもプロらしい姿勢を強調しました。