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エイシーズが序盤から圧倒、87-62で今季初白星 ウィルソン22点10REB、ロイド3P6本


5月21日に行われたWNBAレギュラーシーズンのラスベガス・エイシーズ対コネチカット・サンの一戦は、エイシーズが87-62で快勝しました。コネチカット州アンカスビルのモヘガン・サン・アリーナで迎えたこの試合で、エイシーズは第1クォーターから主導権を握り、そのままリードを広げてシーズン初勝利を手にしてます。

エイシーズは開幕戦で敗れており、この日は立ち上がりから守備とリバウンドで圧倒することで前戦の反省を活かした形です。

一方、大幅なチーム刷新中のサンはこれで開幕2連敗となりました。

試合の流れ
第1Q: エイシーズは序盤からエンジン全開でした。

ジャッキー・ヤングが開始4分で8得点を挙げる活躍を見せ、チームは9-0のランで試合をスタートし11-2とリードを奪います。

その後も堅実な守備で主導権を渡さず、ヤングだけで第1Qに11得点を記録。エイシーズは24-13と二桁のリードで最初のクォーターを終えました。

第2Q: サンも粘りを見せ、第2Q序盤には28-21と一時7点差まで詰め寄ります。

しかしここでエイシーズのジュエル・ロイドが爆発します。

ロイドは3ポイントを立て続けに4本沈めるなどこのクォーターだけで14得点を挙げ、エイシーズが19-4のランで再び突き放しました。

前半終了時には52-29とエイシーズが大量リードを築き、試合を折り返します。


第3Q: 後半に入っても勢いはエイシーズのまま。開始直後にロイドが5本目の3ポイントを決めてチームに勢いを与えると、わずか2分でリードは59-29(30点差)に到達しました。

その後も着実に加点したエイシーズは、控えのキアスタン・ベルがクォーター最後にブザービーターの3ポイントを沈めて差を広げ、78-46で最終クォーターへと突入します。

第4Q: 最終クォーターは両軍ともベンチメンバー中心の展開となった。サンが16-9とこのクォーターでは上回ったものの、試合の趨勢に大きな変化はなく時計がゼロに。

最終スコア87-62でエイシーズが敵地での快勝を収めています。

注目選手のパフォーマンス
エイシーズではエースのエイジャ・ウィルソンが22得点・10リバウンド・4アシスト・3スティール・2ブロックと攻守にわたって圧巻のパフォーマンス。

これで開幕から2試合連続のダブルダブルとなり、インサイドでチームを牽引しました。

また今季から加わったジュエル・ロイドも3ポイントを6本沈めて20得点をマーク。

特に第2Qには3ポイント4連発で流れを引き寄せる勝負強さを発揮し、新天地でも存在感を示しています。

さらにジャッキー・ヤングが16得点、チェルシー・グレイも12得点・6リバウンド・4アシストと安定した活躍で貢献ました。

一方、サンではベテランセンターのティナ・チャールズがチーム最多の20得点と5リバウンドを記録し意地を見せました。

そしてドラフト全体8位で加入した新人のサニヤ・リバースがデビュー戦ながら11得点・4リバウンド・2アシスト・2スティール・1ブロックと躍動。

大敗の中でも光るプレーを披露し、今後に期待を抱かせていています。

試合後のコメント


試合後、エイシーズのベッキー・ハモン・ヘッドコーチはチームが開幕戦から見事に立て直した点を評価しました。

特にこの日は序盤から選手たちが高い集中力とエナジーを持って臨み、守備で主導権を握れたことを称賛しています。

また、新加入のロイドについて

「彼女のシューティングがチームにもたらすスペース創出は計り知れない」

と述べ、勝負所での活躍を称えました。

総じてハモンHCは、初勝利を飾ったものの

「まだシーズンは始まったばかり。更に良くなれるよう取り組んでいく」

と気を引き締めています。

一方、サンのラシッド・メジアニ・ヘッドコーチは大差での敗戦にも試合後にいくつかの明るい材料を挙げました。

デビュー戦で奮闘したリバースのパフォーマンスなど若手の成長を収穫に挙げつつ、

「我々は新しいチームであり時間が必要だ」とコメント。

特に昨季から主力メンバーが大きく入れ替わった新体制の中で、開幕2連敗という結果にも冷静さを保ちつつチームの成熟に期待を示しました。


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