試合展開
5月23日、WNBAのアトランタ・ドリーム対インディアナ・フィーバーの試合がアトランタで行われ、フィーバーが81-76で勝利しました。
この試合はNBAホークスの本拠地ステートファーム・アリーナに会場を移して開催され、約1万7000人の大観衆が詰めかけました。
序盤はドリームが主導権を握り、第1クォーター終了時点で18-13とリードしました。
しかし第2クォーターに入るとフィーバーが14連続得点の猛攻を見せ、一時24-18と逆転します。
その後は両チーム一進一退の攻防が続き、前半はフィーバーが37-34と僅かにリードして折り返しました。
後半に入っても激しい攻防が続き、第3クォーター終了時点でもフィーバーが61-58と僅差のリードを維持します。
最終クォーターも終盤まで目まぐるしくリードが入れ替わる展開となりました。
残り時間約2分でドリームが75-71と4点のリードを奪いましたが、そこからフィーバーが猛追します。ケルシー・ミッチェルが残り1分余りで貴重な勝ち越しの3ポイントシュートを沈めると、その後アリーヤ・ボストンが残り36秒でレイアップを決めて79-76とリードを広げました。
ドリームは終盤にシュートが決まらず、フィーバーがリードを守り切っています。
注目選手とスタッツ
インディアナはフォワードのナターシャ・ハワードがゲームハイの26得点・7リバウンドを記録し、チームを牽引しました。
ガードのケルシー・ミッチェルも17得点を挙げ、終盤の勝負どころで決勝の3ポイントを沈める活躍を見せました。
新人ガードのケイトリン・クラークは3ポイントシュートが5本すべて不発と苦戦し、得点は11に留まりましたが、6アシストをマークして勝利に貢献しています。
また、レクシー・ハルがベンチから10得点と存在感を発揮しました。
アトランタではエースのライネ・ハワードがチーム最多の24得点をマークしました。
さらにセンターのブリオナ・ジョーンズが15得点・11リバウンドのダブルダブルを記録し、健闘しましたが、第4クォーター終盤にはチームの得点が伸び悩み、あと一歩及びませんでした。
ガードのアリシャ・グレイと新人ポイントガードのテヒナ・パオパオもそれぞれ11得点を記録しました。
また、新加入のセンター、ブリトニー・グライナーはファウルトラブルの影響もあり、得点は5にとどまりました。
試合後のコメント
勝利したフィーバーのナターシャ・ハワードは試合後、
「前回の対戦で敗れていたので、この試合は何としても勝ちたかったです。チーム全員がハードに戦い、この勝利につながりました」
と喜びを語りました。一方、ドリームのカール・スメスコ・ヘッドコーチは
「ファンの前で勝ちきれず残念ですが、チームは全力を尽くしました。シーズンは始まったばかりなので、しっかり修正して次に臨みます」
と前向きな姿勢を示しました。