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イオネスク28得点!リバティがミスティックスを85-63で下し開幕6連勝

試合展開

ワシントンD.C.で行われたニューヨーク・リバティ対ワシントン・ミスティックスの一戦は、序盤からリバティが主導権を握りました。

試合開始直後、ミスティックスはソニア・シトロンの3ポイントで5-3とリードしましたが、その16秒後にレオニー・フィービッヒが3ポイントを沈めリバティが逆転し、以降はリードを譲りませんでした。

ミスティックスは第1クォーター中盤で3分以上無得点となる間にリバティに8-0の連続得点を許し、残り約3分で19-10と引き離されました。

リバティは第2クォーター残り4分にサブリナ・イオネスクの得点でリードを14点に広げ、前半を44-32と2桁リードで終えました。

後半開始から約3分、ミスティックスはブリトニー・サイクスのフリースローで一時4点差まで詰め寄りました。

しかし直後の攻撃でイオネスクがシュートを決めファウルを受けると、このバスケット・カウント1スローを皮切りにリバティが16-0の猛攻を見せ、第3クォーター残り1分54秒で63-43と一気に20点差をつけました。

ミスティックスは第3クォーターに6分以上、最終クォーターでも4分以上もの長い得点乾燥の時間帯があり、シュート成功率はフィールドゴール28%、3ポイントも16本中4本成功にとどまりました。

第4クォーター序盤、ミスティックスが13点差まで巻き返す場面もありましたが、リバティは危なげなくリードを保ちそのまま逃げ切りました。

注目選手とスタッツ

リバティではガードのサブリナ・イオネスクが4本の3ポイントを含む28得点と爆発し、チームを勝利に導きました。

センターのジョンケル・ジョーンズは右ハムストリング不調からの復帰戦で14得点18リバウンドのダブルダブルを記録し、リバウンドでチームに貢献しました。

ジョーンズがダブルダブルを達成した試合でリバティはこれまで26戦全勝と圧倒的な強さを誇っており、この日もそのジンクス通りの結果となりました。

またフォワードのブリアナ・スチュワートはこの試合ではシュートが振るわず第3クォーター終盤まで無得点と静かな内容でしたが、最終的に10得点を挙げつつゲームハイの7アシストを記録しプレーメイクで存在感を示しました。

フィービッヒは先発ウイングとして4本のシュートを全て成功させ12得点をマークし、自身キャリア最多の3ブロックと自己タイ記録の9リバウンドも記録しました。

さらにリザーブガードのレベッカ・ガードナーも11得点とベンチから貢献し、リバティは前日の試合から中1日ながら総力戦で4連戦初戦をものにしました。

敗れたミスティックスでは、エースガードのサイクスがチーム最多の20得点を挙げて奮闘しました。

新人フォワードのキキ・イリアフェンは12得点、同じく新人ガードのシトロンは10得点を記録し、若手が経験を積む機会ともなりました。

なおサイクスはこの試合でWNBA通算3,000得点を達成しており、リーグ史上90人目の快挙となりました。

試合後のコメント

試合後、ミスティックスのサイクスは色々な意味でこの試合がチームにとっての試金石になったと語りました。

ガードからポストまでこれほどフィジカルで高さのある相手と対戦するのは初めてで、多くの初めてを経験した試合だったと振り返りました。

さらに相手は昨季のチャンピオンであり、全てにおいて異なるレベルのバスケットボールをしているため、自分たちもそのことを理解した上で基準を引き上げていかなければならないと語り、王者の実力を肌で感じつつ自チームのさらなるレベル向上の必要性を強調しました。

一方、開幕から無敗を維持したリバティの選手たちは、試合後にSNS上でチームの状態は最高だ、無敗のスタートを誇りに思うなどとコメントし、連勝を伸ばした喜びとチームの好調さをアピールしています。

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