シアトルで行われたこの試合は、アトランタ・ドリームが17点差を跳ね返し、94-87でシアトル・ストームに逆転勝利しました。
ストームは前半から主導権を握り、一時は36-21と最大15点のリードを築きました。
ハーフタイムまでにスコアは45-34となり、シアトルがドリームに対して11点のリードを奪っていました。
後半開始直後にもストームが3連続得点を挙げ、51-34とリードを17点にまで広げました。
しかし第3クォーター終盤、ドリームは21-9の猛攻で点差を一気に3点(66-63)まで縮めました。
さらに第4クォーター開始直後、ブリオナ・ジョーンズのバスケットカウント(3点プレー)により66-66と同点に追いつきました。
残り7分34秒に70-70と再び同点になると、アリシャ・グレイが一連のプレーで5得点を挙げ、ドリームがついに試合をひっくり返しました。
ストームも残り3分12秒に82-80と2点差まで詰め寄りましたが、その14秒後にグレイがフリースローを2本沈め、さらにハワードが終盤に6得点を積み重ねて勝利を確実なものにしました。
注目選手とスタッツ
両チームの選手たちがリバウンドを競っています(白のユニフォームがドリーム、黒がストーム)。
ライアン・ハワードは今季自己最高の33得点を記録し、アリシャ・グレイもキャリアハイとなる28得点の活躍を見せました。
この二人は後半だけで合計40得点を叩き出し、ドリームの大逆転劇を牽引しました。
ドリームではブリオナ・ジョーンズが15得点、ナズ・ヒルモンも11得点・6リバウンド(オフェンスリバウンド5本)と貢献しました。
一方のストームではスカイラー・ディギンズがチーム最多の20得点を挙げ、ネカ・オグウミケが16得点で続きました。
さらにガビ・ウィリアムズとエリカ・ウィーラーもそれぞれ14得点をマークしました。
試合後のコメント 勝利したドリームのカール・スメスコ・ヘッドコーチは、「必ず追い上げの流れが来ると信じていました。チャンスが来れば逆転できると考えており、幸運にもそれが実現しました」と試合後に語りました。
敗れたストームのネカ・オグウミケは、「終盤で相手の攻撃が激しくなり、我々は守備の詰めが甘くなったことでファウルを重ねてしまいました」と悔しさを滲ませました。
またガビ・ウィリアムズも、「相手にバスケットカウント(アンドワン)を次々と決められ、勢いに乗られてしまいました」と肩を落としました。
「こちらがゴールに攻めても良い形で得点できていましたが、相手にオフェンスリバウンドからセカンドチャンスを許し過ぎました」と続け、敗因を分析しました。

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