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エーシズ、ストームの終盤猛追を振り切り75-70で勝利

試合展開

2025年6月1日、シアトルのクライメート・プレッジ・アリーナで行われたWNBAの試合で、ラスベガス・エーシズ(4勝2敗)はシアトル・ストーム(3勝4敗)に75-70で競り勝ち、コミッショナーズカップ初戦を白星で飾りました。

第1クォーター序盤にストームが先制する場面もありましたが、エーシズは開始から約4分経った8分13秒に逆転して以降、一度もリードを明け渡しませんでした。 エーシズは第1Qだけで相手に8つのターンオーバーを誘発し、そこから7得点を奪う積極的な守備を見せてリードを広げました。

前半を通じてリードを保ち、第2Q終了時点で44-32と12点のリードを奪いました。 後半立ち上がりにはストームが8連続得点をあげ、一時は点差を4点(44-40)まで縮めましたが、ロイドの得点で流れを引き戻したエーシズが再び主導権を握ります。

第3Q残り1分25秒にはティファニー・ミッチェルの3ポイントで56-45と突き放し、新人ナイの連続得点もあって第3Q終了時点で61-47と再び14点差まで引き離しました。 第4Q残り4分の時点でも73-62とエーシズが二桁リードを維持していましたが、その後ストームが8連続得点を奪い、試合終了間際には3点差の73-70まで猛追しました。

ストームは残り13.1秒でショットクロック・バイオレーションを誘いボールを奪って同点のチャンスを得ましたが、19歳の新人センター、ドミニク・マロンガが放った同点狙いのターンアラウンドジャンパーはリングに嫌われます。

直後にエーシズのロイドが残り6.1秒でフリースローを2本沈めてリードを広げ、エーシズが辛くも逃げ切りました。

注目選手とスタッツ

ラスベガス・エーシズではエースのエイジャ・ウィルソンが19得点・7リバウンド・4ブロックと攻守で躍動し、チームを牽引しました。

ジャッキー・ヤングが12得点、ルーキーのアリーヤ・ナイがベンチから自己最多となる10得点をマークし、チェルシー・グレイとジュエル・ロイドもそれぞれ10得点を記録しています。

一方、シアトル・ストームではガビ・ウィリアムズが4本の3ポイントシュート成功を含む20得点の活躍を見せました。 第2Qだけでチームの15得点中10点をウィリアムズが稼ぎ出すなどオフェンスを牽引しました。

ガードのスカイラー・ディギンズも11得点と奮闘しました。 また、新加入のベテラン選手ネッカ・オグウミケはこの日はシュートが振るわずフィールドゴール成功率31%(13本中4本)に留まり、9得点8リバウンドという結果でした。

試合後のコメント

エーシズの主将ウィルソンは、前週に20点差で敗れた相手にリベンジを果たしたこの試合後、チームの結束について語りました。

ウィルソンはハモンHCがロッカールームで最近はストームにずっとやられっぱなしだと言っていたため、私たちは信じ合うことが必要で、今まさにその信頼関係を築いているところだと振り返りました。

さらに私は毎日コート上でチームメートを信頼しており、彼女たちを愛していて最高の力を発揮してほしいと思っている、先発から12番目の選手まで全員がお互いに卓越した基準を課し合い責任を持って支え合っていると続け、チームの団結力が勝利の原動力になったことを強調しました。

一方、敗れたストームのノエル・クインHCは試合後の記者会見でターンオーバーの多さに言及しました。 ここ数試合はボールの扱いが雑になっており、その結果19ものターンオーバーから21失点を喫したとクインHCは指摘し、そこをしっかり立て直さなければならないと課題を挙げています。

各選手がボールを大切に扱いミスを減らすことが、連敗脱出へ向けての改善点だと語られました。

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