試合展開
シアトル・ストームはホームでダラス・ウィングスと対戦し、最終スコア83-77で勝利しました。
第1クォーター、シアトルは李月汝(リー・ユエル)の連続3ポイントシュートなどで一時5点のリードを奪いました。
しかしその後、ダラスがディジョネイ・カリントンとマイーシャ・ハインズ=アレンの活躍で10-2のランを展開し、第2クォーター残り4分には30-27と逆転しました。前半終了間際にはルイーザ・ガイゼルゾーダーの3ポイントシュートも決まり、ハーフタイムにはダラスが38-30とリードして折り返しました。
第3クォーター、ダラスは序盤に最大11点(47-36)をリードしました。しかしネカ・オグミケの3ポイントシュートをきっかけにシアトルが16-2の猛反撃を見せ、残り2分47秒にはエリカ・ウィーラーの3ポイントプレーで50-49と逆転します。
終盤にはカリントンがスティールからレイアップとファウルを奪い(スリーポイントプレー)、55-54とダラスが再びリードして第4クォーターに入りました。
第4クォーター序盤、ダラスは前のクォーターからの勢いで12-4のランを記録し、61-56と5点差までリードを広げました。
しかしシアトルもすぐに10-0のランで応戦し、残り5分弱で66-61と逆転します。その後、スカイラー・ディギンズの速攻レイアップが相手のフレグラントファウルを誘い、このプレーで一挙6点を奪ったシアトルは74-63とリードを二桁に広げました。
ダラスは試合終了間際に5点差まで追い上げましたが、ストームは最後の6本中5本のフリースローを沈めて逃げ切りました。
注目選手とスタッツ
ストームではギャビ・ウィリアムズがチーム最多の18得点を挙げました。オグミケは14得点9リバウンドを記録し、そのうち10得点を後半に挙げています。エリカ・ウィーラーは後半だけで11得点を稼ぎ、ゲームハイとなる7アシストをマークしました。
一方、ウィングスではカリントンが両軍最多の22得点に加え8リバウンドを記録する活躍を見せました。ハインズ=アレンも16得点・12リバウンドのダブルダブルを達成しています。加えて、マディ・シーグリストが11得点9リバウンドをマークしました。エースのアリケ・オグンボワレはフィールドゴール15本中4本成功の8得点に留まり、ストームの守備に抑え込まれました。
チーム全体のスタッツでは、ダラスがペイント内得点44-38で優位に立ち、フィールドゴール試投数では86本と球団記録に並ぶ積極性を見せました。
リバウンドもダラスが48-31と大きく上回り、セカンドチャンス得点でも18-2と圧倒しています。しかしウィングスのシュート成功率は34.9%(3ポイントは25%)と低調で、攻撃機会の多さを生かしきれませんでした。
試合後のコメント
シアトル・ストームのオグミケは試合後、「常に目の前の一瞬一瞬の戦いに勝つことが重要です。ポゼッションごと、クォーターごとに勝利を積み重ね、最終的に4クォーターを通して勝つことを目指しています」と語り、目先のプレーを着実にものにしていく大切さを強調しました。
同じくストームのウィリアムズも「ネカが言ったように、一つひとつのポゼッションで勝つことが大切です。特に相手がオフェンスリバウンドで攻勢をかけてきていたので、守備のプレーをしっかり完結させる必要があります」と述べ、リバウンドで主導権を握られても慌てず守り切る重要性を語りました。

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