試合展開
インディアナ・フェイバーは立ち上がりから主導権を握り、ケルシー・ミッチェルの連続得点とアーリ・マクドナルドの3ポイントで8-0のランを作り、第1クォーターを21-13で終えました。前半終了時には41-28と二桁リードを確保し、後半は3本の3ポイントを含む27-11の第3クォーターで勝負を決め、最終スコア79-52で快勝しました。
ユナイテッド・センターで開催されたWNBA初の公式戦は19,496人の観衆を集めましたが、シカゴ・スカイに反撃の糸口を与えないまま試合を終えています。
注目選手とスタッツ
フィーバーはミッチェルが17点、ナターシャ・ハワードが13点、マクドナルドがベンチから12点、アリーヤ・ボストンが11点・5リバウンド・5アシストとバランス良く得点を重ねました。チーム全体でフィールドゴール45.8%、3ポイント11/27(40.7%)、20アシストを記録し、ターンオーバーを14に抑えています。
対するスカイはカミラ・カルドーゾとレベッカ・アレンが各8点、エンジェル・リースは4点ながら両軍最多の12リバウンドを奪取。しかしフィールドゴールは32.1%、3ポイントは20.0%にとどまり、19のターンオーバーが攻撃を停滞させました。コートニー・バンダーズルートは第1Q途中で右膝を痛めて退場しました。
試合後のコメント
シカゴのタイラー・マーシュ・ヘッドコーチは歴史的な舞台に立った意義を強調し、
「このリーグにとって信じられない瞬間です。我々のチームと街にとっても信じられない瞬間であり、これがいかに重要なことかを忘れてはいません」
と語りました。
敗戦にもかかわらずリースは
「我々は女性のためのマイルストーンを作り続けています。女性はここにいるべきなのです」
と、女子バスケットボールの成長に自信を示しています。スカイの若きセンター、カルドーゾも、
「女子バスケットボールがどれほど成長しているかを示しており、それを見るのは素晴らしいことです」と同調いたしました。
一方、ステファニー・ホワイトHCの欠場で初采配を振るったインディアナのオースティン・ケリー代行は、
「私は89年生まれで、ジョーダンを見て育ちました」
と語り、憧れのユナイテッドセンターで初勝利を挙げた喜びを噛みしめました。
フィーバーは2連勝でイースト3位に浮上。10日(現地時間)にはアトランタ・ドリームとのアウェー戦に臨み、スカイはニューヨークへ遠征してリベティと対戦いたします。

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