レイカーズの黄金時代を築いたシャキール・オニールとコービー・ブライアントの関係は、決して平坦なものではありませんでした。
元チームメイトのオールデン・ポリニス氏が最近語った証言は、二人の間で実際に起きた激しい衝突の瞬間を生々しく物語っています。
ポリニス氏によると、シャックがパンチを繰り出した直後、彼はとっさにシャックを掴んで制止しようとしました。
「おい、ビッグガイ、落ち着け」
と声をかけながら、巨体のシャックを抑えることに必死だったといいます。しかし、一人でシャックを抑えるのは困難で、誰か助けてくれる人を探していました。
その時、コーリー・ブラウントかサマキ・ウォーカーのどちらかが駆けつけて、コービーを掴んで引き離してくれたそうです。ポリニス氏は安堵しました。
なぜなら、もしコービーがシャックに向かって拳を振り上げ始めたら、自分もシャックを放さざるを得なくなり、状況がさらに悪化する可能性があったからです。
最も印象的だったのは、ポリニス氏の耳が鳴り続けていたという証言です。
「神様、なんて大きな男なんだ」
と心の中で思いながら、シャックの巨体と力強さを改めて実感したといいます。二人の巨星を引き離すという緊迫した状況の中で、ポリニス氏は冷静に対処しなければならない重圧を感じていました。
興味深いことに、ポリニス氏は後日、二人がテレビ番組で互いに謝罪し合ったことも言及しています。
練習中の激しい衝突は、競争心の強い二人の選手にとって避けられないものだったのかもしれません。しかし、最終的には互いを尊重し、和解に至ったことが分かります。
この証言は、レイカーズの練習現場がいかに激しく、そして緊張感に満ちたものだったかを物語っています。
シャックとコービーという二人のスーパースターが、それぞれ異なる性格とプレースタイルを持ちながらも、最高レベルでの競争を続けていたことが伺えます。
チームメイトたちは、このような状況を日常的に目撃し、時には仲裁役として介入しなければならない立場にありました。ポリニス氏の証言は、華やかなNBAの舞台裏で起きていた人間ドラマの一面を垣間見せてくれる貴重な内容でした。

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