ペイサーズのエース級センターに注目集まる
インディアナ・ペイサーズで活躍するマイルズ・ターナーが、この夏のフリーエージェント市場で最も注目される選手の一人となっています。
デトロイト・ピストンズに加えて、アトランタ・ホークスもターナー獲得に興味を示していることが報じられており、28歳のセンターをめぐる争奪戦が激化しそうです。
現在、ペイサーズとともに優勝を目指すターナーは、今夏に無制限フリーエージェントとなる予定です。近週の報道では、ペイサーズとターナーの双方が新契約締結に興味を示しており、インディアナは2006年以来初めてラグジュアリータックスを支払ってでも彼との契約を成立させる意向だと伝えられています。
年俸3000万ドルでの残留が有力
リーグ関係者の間では、ターナーがインディアナに残留するという「強い感情」があり、キャップの専門家は年俸約3000万ドルの契約を予想しています。
これは、ペイサーズがターナーの価値を高く評価し、チームの核として位置づけていることを示しています。
ターナーの魅力は、現代バスケットボールに求められる両面での貢献にあります。2024-25シーズンには3ポイント成功率39.6%を記録し、フロアを広げる能力を証明する一方、平均2.0ブロックでリム保護の役割も果たしています。
ホークスの戦略的関心
ホークスは「ターナーの状況を注意深く監視している」と報じられています。
その背景には、チームのベテランセンターであるクリント・カペラとラリー・ナンス・ジュニアの両名が今夏に無制限フリーエージェントとなることがあります。
昨年度の最優秀守備選手賞の次点であるダイソン・ダニエルズがペリメーターで破壊的な守備を見せているにもかかわらず、アトランタは守備効率で18位、3ポイント成功率でも18位という成績でした。
ターナーのような、外角からの脅威とリム保護を両立できる選手は、ホークスにとって理想的な補強となるでしょう。
現実的な獲得可能性は低い
しかし、現実的にはターナーのホークス移籍は困難と見られています。
ホークスは今夏にキャップスペースを持たない見込みで、大幅なコスト削減を行わない限り、インディアナの協力を得てサイン・アンド・トレードでターナーを獲得する必要があるが、これは可能性が低いとされています。
ペイサーズはターナーのバード権を保有しているため、ラグジュアリータックスを支払う覚悟があれば、最大契約まで任意の金額を提示できる立場にあります。
これにより、他チームがターナーを獲得するハードルは非常に高くなっています。
マイルズ・ターナーをめぐる争奪戦は注目を集めていますが、ペイサーズの強い意志と選手本人の残留希望を考慮すると、インディアナでのキャリア継続が最も現実的なシナリオと言えそうです。
引用:HOOPRUMORS

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