ロサンゼルス・スパークスのスターガード、ケルシー・プラムがまたしてもキャリアハイ級のパフォーマンスを見せたにもかかわらず、月曜夜のゲームでチームは勝利を掴むことができませんでした。
クリプト・ドット・コム・アリーナで行われた試合で、スパークスは延長戦の末89-81でゴールデンステート・バルキリーズに敗れ、過去5試合で4敗目を喫しました。
プラムは3ポイントシュートを4本中3本成功させ、前半だけでチーム最多の4アシストを記録し、キャリア通算1,000アシストの大台に到達しました。最終的には24得点7アシストをシーズンハイの41分間で記録しました。
得点の大部分はフィールドゴールから生まれました。リムへの積極的なドライブを続けたにもかかわらず、プラムに与えられたフリースロー試投はわずか6本でした(すべて成功)。
2度のWNBA王者である彼女の2025年における1試合平均5.6本のフリースロー試投数は、リーグの20点以上得点者の中で最も少ない数字となっています。
敗戦後の記者会見で、プラムは驚くほど率直に語りました。感情的になりながら、今シーズンここまで自分や他のスパークス選手に対するファウルコールの不足について、WNBA審判陣を痛烈に批判しました。
「リーグで誰よりもドライブしているのに、6本のフリースローなんて、とんでもなくばかげています」
とプラムは語りました。
「これを言って罰金を科される覚悟で言いますが、彼らは私をことごとくファウルしていました。毎プレー私に対してファウルをしていたんです。もううんざりです」
プラムの怒りはさらに続きました。
「顔に傷があり、体に傷があります。それなのに他チームのガードたちは些細なファウルをもらっている。もううんざりです。私は毎ポゼッションあのようにファウルされています。でも審判は笛を吹かない。6本のフリースロー、40分プレーして、ほぼ毎プレーペイントエリアに行っているのに。ばかげています」
審判への感情的な批判は、罰金の可能性を認めた前置きの後に行われ、最後にこのような発言で締めくくられました。
「これには本当にフラストレーションを感じています。もううんざりです。何をすればいいのか分からない。審判には丁寧に話しかけ、試合前には祈りもしています。でも、もう限界です」
この発言は、プロスポーツにおける審判の判定に対する選手の不満がいかに深刻になり得るかを示しています。
特に、プラムのような攻撃的なプレースタイルの選手にとって、一貫性のない笛は競技結果に直接影響を与える可能性があります。
統計的に見ても、プラムの指摘には一理あります。リーグトップクラスの得点者でありながら、フリースロー試投数が最も少ないという事実は、確かに疑問を呼ぶものです。
ペイントエリアへの積極的なアタックを武器とする選手が適切な保護を受けられていない可能性を示唆しています。
延長戦での敗戦という結果も、プラムの感情を高ぶらせる要因となりました。シーズンハイの出場時間と優秀な個人成績にもかかわらず、チームが勝利を逃したことで、審判への不満が一気に噴出したのかもしれません。
プラムの「罰金を覚悟で」という前置きは、彼女がリーグからの処分を理解しながらも、この問題について声を上げる必要性を感じていることを示しています。
プロ選手がキャリアと引き換えにしてでも発言する内容は、問題の深刻さを物語っています。
この発言がWNBAの審判基準について議論を呼ぶことは間違いありません。選手の安全と公平な競技環境を確保するために、リーグがどのような対応を取るかが注目されます。プラムの勇気ある発言が、より良い審判環境の実現につながることを期待したいところです。
引用:YARDBARKER

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