ニューヨーク・リバティは試合序盤から攻勢に出ました。
立ち上がりに12連続得点を記録し、第1クォーターを26-15とリードしました。
第2Q終盤には、サブリナ・イオネスクのノールックパスからケネディ・バークがコーナーで3ポイントシュートを沈め、前半を52-32と20点差で折り返しました。
後半もリバティの勢いは衰えず、第3Q終了までに11-0のランで差を広げ、第4Q開始直後にも6連続得点を挙げて最大34点のリードを奪いました。
試合終盤はシカゴが点差を多少縮めましたが、最終的にリバティが85-66で快勝しました。
この勝利でリバティは開幕から9連勝となり、WNBA史上9チーム目となる快挙を達成しました。
注目選手とスタッツ
リバティではガードのサブリナ・イオネスクが23得点7アシストを記録し、フォワードのブレアナ・スチュワートも18得点7リバウンド5アシストと活躍しました。
また、ケネディ・バークが3本の3ポイントを含む15得点を挙げ、ジョンケル・ジョーンズ欠場で先発したニアラ・サバリーも15分の出場で9得点と貢献しました。
シカゴでは2年目フォワードのエンジェル・リースがチーム最多の17得点11リバウンドのダブルダブルをマークしました。
リースにとってこれがWNBA通算30回目のダブルダブルとなり、デビューから42試合での30回達成はリーグ最速の記録となりました。
シカゴはこの試合でフィールドゴール成功数28本に対し22ものターンオーバーを喫し、ミスの多さが響きました。
この敗戦でスカイは今季2勝6敗となりました。
試合後のコメント
リバティのサンディ・ブロンデロ・ヘッドコーチは、怪我で欠場したジョーンズに代わって先発したサバリーの復帰戦でのパフォーマンスについて、
「彼女は素晴らしかった。再びコートに戻ってきてくれて本当に良かったです。毎回安定したプレーを見せてくれるし、彼女がチームにどう貢献できるかを理解しています」
と賛辞を送りました。
また、昨季リバティを優勝に導き今季古巣シカゴに復帰したコートニー・ヴァンダースルートが前戦で前十字靭帯を断裂し欠場となったことについて、ブロンデロHCは、
「スルーティにこんな事態が起きるなんて本当に残念です。いかなる選手にも怪我は見たくありませんし、特に彼女は我々にとって大切な存在です。今夜、彼女に優勝リングを手渡し昨年の成功を共に祝いたかった」
と語り、古巣の功労者を気遣いました。
一方、敗れたシカゴのタイラー・マーシュHCは、低迷するチームの中で奮闘したリースについて、
「今夜見せた姿こそエンジェル本来のプレーです。彼女の持つアグレッシブさが発揮され、試合を通じて素晴らしいチームメイトとして戦ってくれました」
と述べ、今季最高の働きを称えました。
リース自身も「誰かを責めるのではなく全員が自分自身と向き合い成長する必要がある」と語り、苦しいスタートを切ったチームで指差し非難を避け、一丸となる重要性を強調しました。
出典
- ESPN(AP通信)試合記事espn.comespn.comespn.com
- NetsDaily記事netsdaily.comnetsdaily.com
- Sportskeeda記事sportskeeda.comsportskeeda.com

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