デンバー・ナゲッツにとって、この夏のオフシーズンで最も注目される話題の一つが、マイケル・ポーター・ジュニアのトレード可能性です。
デンバー・ポスト紙のベネット・デュランド記者によると、ナゲッツは今夏にポーター・ジュニアのトレードを検討する可能性があるものの、最も可能性が高いのは少なくとももう1シーズン、彼がチームに残留することだとしています。
ポーター・ジュニアは長らくトレード候補として名前が挙がってきましたが、デュランド記者は「他チームにとっての価値よりも、デンバーにとっての価値の方が高い」と分析しています。
これは、ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、アーロン・ゴードンといった主力選手との連携が既に確立されていることが大きな要因です。
フロントオフィスの明確な方針
チーム会長のジョシュ・クロエンケは現在のコア選手を維持する意向を示しており、「我々の答えの多くは、現在内部にある」と最近発言しています。
この発言は、ナゲッツが断りきれないほど魅力的なオファーを受けない限り、ポーター・ジュニアや他の主要なローテーション選手を放出する可能性は低いことを示唆しています。
ポーター・ジュニアの成長と安定性
キャリア初期には怪我の問題に悩まされたポーター・ジュニアですが、近年は非常に安定した活躍を見せています。過去2シーズンで81試合と77試合に出場し、信頼性の高さを証明しました。
今シーズンの成績も印象的で、平均18.2得点、7.0リバウンド、2.1アシストを記録。シュート成功率は50.4%、3ポイント成功率39.5%、フリースロー成功率76.8%と、バランスの取れた数字を残しています。特に外角からの脅威として、ヨキッチを中心とするオフェンスシステムにおいて重要な役割を担っています。
2026-27シーズンが分岐点
デュランド記者は、真のトレード可能性が高まるのは来年の夏だと予想しています。その理由は、2026-27シーズンにデンバーのサラリーキャップ状況がより困難になることです。
アーロン・ゴードンが900万ドルの昇給を受け、クリスチャン・ブラウンも新契約を結ぶ可能性が高いためです。その時点でポーター・ジュニアは契約最終年となるため、チームにとってトレードを検討する最適なタイミングになるでしょう。
この分析から見えてくるのは、ナゲッツが短期的な成功を優先し、現在の強力なコア選手を維持する戦略を取っていることです。ポーター・ジュニアファンは、少なくとも来シーズンまでは彼のデンバーでのプレーを楽しめそうです。
引用:HOOPRUMORS

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