インディアナのバスケットボール文化に完全に溶け込んだスーパースター
ケイトリン・クラークがインディアナに到着してから1年が経ち、彼女がプロバスケットボールに与える影響はフィーバーでのプレーをはるかに超えて広がっています。
インディアナポリスに来て以来、クラークはこの地域のバスケットボール文化に完全に浸り、ゲインブリッジ・フィールドハウスで最も熱狂的なファンの一人として、ペイサーズの試合の常連となっています。
クラークの熱意は、ファイナル進出を果たしたペイサーズにも確実に影響を与えており、チームは彼女が観戦している時に最も成功を収めています。この傾向は今や注目を集めており、それには十分な理由があります。
2025年プレーオフにおいて、クラークが観戦を確認されている試合でのペイサーズの戦績は6勝0敗という驚異的な記録を誇っています。
NBAファイナル前には7勝0敗という報告もありましたが、インディアナがシリーズ開始時点でポストシーズンのホーム戦績6勝2敗だったため、この数字は不正確でした。
完璧な勝率を支えるクラークの観戦記録
クラークの観戦が確認されている試合とその結果の完全なリストは以下の通りです:
- 東カンファレンス1回戦第1戦:ペイサーズ117-98でバックス勝利
- 東カンファレンス1回戦第2戦:ペイサーズ123-115でバックス勝利
- 東カンファレンス1回戦第5戦:ペイサーズ119-118でバックス勝利(延長戦)
- 東カンファレンス準決勝第4戦:ペイサーズ129-109でキャバリアーズ勝利
- 東カンファレンス決勝第6戦:ペイサーズ125-108でニックス勝利
- NBAファイナル第1戦:ペイサーズ116-107でサンダー勝利
クラークの初観戦は開幕戦の第1戦で、インディアナがミルウォーキーに19点差で快勝した試合でした。それ以降、彼女は少なくともペイサーズのプレーオフ勝利をさらに4試合観戦しており、東カンファレンス決勝でニックスとのシリーズを決めた第6戦の勝利も含まれています。
その試合では、ジェイレン・ブランソンをからかう機会さえありました。
ファイナルでも続くジンクスとチーム一体感
NBAファイナルがインディアナポリスに舞台を移すと、クラークは様々なフィーバーのチームメイトと一緒にコートサイドに座りました。伝統に従って、ペイサーズは再びクラークの観戦時に勝利を収めました。
クラークの存在は単なる偶然の一致を超えて、インディアナのスポーツコミュニティ全体に活力を与えています。
彼女の熱狂的な応援スタイルと、地元バスケットボール文化への深い愛情は、ペイサーズの選手たちにも確実に伝わっているようです。
WNBAのスター選手がNBAチームの成功にも影響を与えるという現象は珍しく、これはクラークの特別な魅力と、インディアナという地域のバスケットボールに対する情熱を物語っています。
彼女の観戦時の完璧な勝率は、スポーツにおける「ラッキーチャーム」の概念を現実のものとし、チーム、ファン、そして地域全体が一体となってバスケットボールを楽しんでいることを象徴しています。
この驚異的な連勝記録が今後も続くかどうかは定かではありませんが、クラークがインディアナのバスケットボールシーンに与えている影響は計り知れないものがあります。

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