コリン・セクストンとジョーダン・クラークソンの去就に注目
ユタ・ジャズが今オフシーズン、バックコートの主要ベテラン2名のトレードに向けて市場全体を探ることが予想されています。
The AthleticのNBAインサイダー、トニー・ジョーンズによると、ジャズは今オフシーズンにコリン・セクストンとジョーダン・クラークソンの両選手をトレードするために「かなり本気で」取り組むとのことです。
ジャズのガードローテーションで長年活躍してきたセクストンとクラークソンは、共に2025-26シーズンが契約最終年となります。
両選手とも過去数年間にわたってトレード関連の噂に名前が挙がってきましたが、今夏が真にユタにおける彼らの将来を決定する転換点となる可能性があります。
新しくバスケットボール・オペレーション部門の社長に就任したオースティン・エインジの下で、ユタは来年もう少し多くの勝利を目指す意欲を見せており、ロスターに関していくつかの困難な決断を下すことに関して現状維持を良しとしない姿勢を示しています。
セクストンの高い市場価値と魅力
セクストンに関しては、リーグ全体でトレードへの関心が不足することはないはずです。彼はユタで再び好調なシーズンを送り、平均18.4得点、2.7リバウンド、4.7アシストを記録し、フィールドゴール成功率48.0%、3ポイント成功率40.6%という優秀な数字を残しました。
セクストンはジャズのオフェンスで最も安定した選択肢の一つであり、バックコートでの得点力向上を求めるチームにとって大きな価値を提供できるでしょう。
まだ26歳と若く、プライムを迎えている年齢でもあるため、複数のチームが彼の獲得に興味を示すことが予想されます。
彼の契約状況も魅力的で、最終年ということは獲得するチームにとって比較的リスクの少ない投資となります。また、もし彼が新天地で良いパフォーマンスを見せれば、長期契約での再契約も視野に入れることができます。
クラークソンの経験値と6thマンとしての価値
クラークソンの状況はセクストンとは少し異なる様相を呈しています。33歳のシーズンを迎える彼は、効率性の面でやや劣る数字(1試合平均16.2得点、フィールドゴール成功率40.8%)を記録しているため、市場価値はそれほど高くない可能性があります。
しかし、ベンチからの起爆剤的スコアラーとして、元シックスマン・オブ・ザ・イヤー受賞者である彼は依然として複数のチームにとって興味深い存在です。プレーオフ経験豊富なベテランとして、若いチームにリーダーシップと安定感をもたらすことができるでしょう。
6月のドラフト前後が重要な時期
セクストンとクラークソンの両選手に関する噂は、6月後半のドラフトに近づくにつれて、さらに勢いを増すことが予想されます。
この時期はリーグ全体でトレードに関する話題が常に活発化する傾向があります。
ジャズにとって忙しいオフシーズンになることが予想され、新体制の下でチーム再構築に向けた具体的な動きが注目されます。両選手のトレードが実現すれば、ジャズの今後の方向性がより明確になることでしょう。

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