高校クラブバスケットボールシーズンが本格化する中、大学コーチたちは全米各地を駆け回り、トップリクルートの優先選手を視察し、新たな才能を発掘しています。ESPNが2026年、2027年、2028年卒業生から選出した、クラスを超えたトップ25の将来有望な選手たちを紹介します。
トップ5の超有望株
1位:サニヤ・ホール(2026年卒)
ガード | 6フィート0インチ | モントバード・アカデミー(フロリダ州)
全米屈指のスコアラーの一人で、フィジカルで創造性豊かなガードです。どこからでも得点でき、ポストでディフェンダーを圧倒し、長いリーチと強さを活かしてリムでのコンタクトフィニッシュを得意とします。最も厳しいマッチアップを求める競争心の塊で、ディフェンス面でも自己主張を始めています。
2位:オリビヤ・エドワーズ(2026年卒)
フォワード | 6フィート3インチ | エリート・スポーツ・アカデミー(ワシントン州)
その体格と運動能力が彼女を際立たせています。良いシュートストロークでボールハンドリングも上手く、ボックスアウトはほぼ不可能です。リバウンドで相手を圧倒し、あらゆるポジションをガードできます。
3位:カリーナ・スミス(2027年卒)
ポイントガード | 5フィート6インチ | オンタリオ・クリスチャン(カリフォルニア州)
サイズと年齢にも関わらず、全米最高の選手の一人です。非常に効率的なシュートメーカーですが、得点していない時でもチームメイトにシュート機会を作り出します。コート上でリラックスし、ディフェンシブスキームを容易にナビゲートします。
4位:オリビア・ブコサ(2026年卒)
ポスト | 6フィート4インチ | クライスト・ザ・キング(ニューヨーク州)
スキルフルで機動力のあるビッグマンで、フロアを優雅に走り、アーク外まで守備を伸ばすことができます。それでも最大のインパクトはペイント内で、ポスティング、シーリング、コンタクトでのフィニッシュで全米屈指の実力を誇ります。
5位:ケイト・ハープリング(2026年卒)
ガード | 5フィート10インチ | マリスト・スクール(ジョージア州)
タフでフィジカルなコンボガードで、ドリブルでの突破を得意とし、プルアップジャンパーやリムでのフィニッシュで力を発揮します。改善された3ポイントシュートがゲームに新たな層を加えています。
注目の若手スター
7位:タティアナ・グリフィン(2028年卒)
ガード | 6フィート0インチ | オンタリオ・クリスチャン(カリフォルニア州)
この新2年生は既に17U EYBLサーキットを支配しており、稀な身体能力と洗練されたペリメーターゲームで平均18.2得点、3.6リバウンド、2.8アシストを記録しています。効果的なハンドリングでドリブルからチャンスを作り出し、一度ディフェンダーを自分の後ろに置けば勝負は決まりです。
10位:ジェゼル・バンクス(2027年卒)
ポイントガード | 5フィート8インチ | セント・ジェームス・アカデミー(バージニア州)
喜びに満ち、エンターテイニングなポイントガードで、高い使用率にも関わらずより効率的になっています。Team Durantで平均17.2得点、5.2アシスト(アシスト・ターンオーバー比2:1)、2.6スティールという印象的な数字を記録しています。
内定済の有望株
16位:マディン・グリーンウェイ(2026年卒)
ポイントガード | 5フィート8インチ | プロビデンス・アカデミー(ミネソタ州) ケンタッキー大学にコミット済み
エンド・トゥ・エンドのスピードは高校生の中でも群を抜いています。ペースを押し上げ、即座にペイントにプレッシャーをかけます。小柄なガードですが、その強さは驚くべきもので、複数のスポーツ(サッカー、陸上競技)をこなすマルチアスリートです。
25位:リリー・ウィリアムズ(2026年卒)
ポスト | 6フィート5インチ | ハウエル高校(ミシガン州) ミシガン州立大学にコミット済み
優秀なポストプレーは稀ですが、ウィリアムズはそのポジションに強さ、スキル、機動力をもたらし、アップサイドは計り知れません。フロアを楽々と走り、ペイントを守り、両エンドでの自分のインパクトを最大化する方法を学んでいます。
怪我からの復帰組
複数の有力選手が膝の怪我で長期離脱していましたが、復帰への期待が高まっています:
- トリニティ・ジョーンズ(2026年卒、12位):膝の怪我で高校シーズンを欠場したが、春に激しさと凶暴性を持って復帰
- ジェイシー・アビー(2026年卒、15位):膝の怪我で高校シーズンとクラブシーズンを欠場中だが、間もなく復帰予定
リクルーティングの動向
今回のランキングでは、多くの選手がまだコミットしておらず、激しいリクルーティング競争が続いています。主要なプログラムとして以下が頻繁に言及されています:
- UConn(コネチカット大学)
- 南カリフォルニア大学(USC)
- サウスカロライナ大学
- ノートルダム大学
- UCLA
- ノースカロライナ大学
- テキサス大学
将来への展望
これらの選手たちは、女子大学バスケットボールの未来を担う存在として期待されています。特に2028年卒のタティアナ・グリフィンのように、既に高いレベルでプレーしている下級生の存在は、女子バスケットボール界の才能の豊富さを物語っています。
転校制度やNIL(Name, Image, Likeness)の影響で変化し続けるリクルーティング環境の中で、これらの若い才能がどのような道筋をたどるかが注目されます。

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