UConn(ユーコン)とは、アメリカ・コネチカット州にあるコネチカット大学(University of Connecticut)の略称です。同大学の女子バスケットボールチームは、史上最多の12回の全米チャンピオンシップを獲得し、女子大学バスケットボール界で最も偉大な王朝を築き上げています。2009-10年の連覇、2002-04年の3連覇、そして2013-16年の4連覇など、輝かしい歴史を刻み続けています。
ジェノ・オリエマ監督の偉大な記録
2024年11月20日のFDU戦勝利により、ジェノ・オリエマ監督は通算1,217勝目を挙げ、大学バスケットボール史上最多勝利記録を樹立しました。2024-25シーズン終了時点での通算成績は1,250勝165敗という驚異的な数字を記録しています。
基本情報:
- 監督:ジェノ・オリエマ
- 所在地:コネチカット州ストーズ
- 全米チャンピオンシップ:12回(1995, 2000, 2002, 2003, 2004, 2009, 2010, 2013, 2014, 2015, 2016, 2025)
歴代得点王ランキング
UConn女子バスケットボール史上のトップスコアラーたち:
- マヤ・ムーア(2007-11):3,036得点
- ブレアナ・スチュワート(2012-16):2,676得点
- ペイジ・ビューカーズ(2020-2025):2,442得点
- ナフィーサ・コリア(2015-19):2,401得点
- ティナ・チャールズ(2006-10):2,346得点
- ケイティ・ルー・サミュエルソン(2015-19):2,342得点
- カリーナ・モスケダ・ルイス(2011-15):2,178得点
- ナイキーシャ・セールス(1995-98):2,178得点
- ケリー・バスコム(1988-91):2,177得点
- ダイアナ・タウラシ(2001-04):2,156得点
驚異的な記録と統計
無敗シーズン: ハスキーズは6回の無敗シーズンを達成しており、特に2013-14年と2015-16年、そして2008-09年と2009-10年の連続無敗シーズンが印象的です。
個人賞の独占: 1995年以来、UConnはAP最優秀選手賞を12回獲得しています。受賞者には、レベッカ・ロボ(1995)、ダイアナ・タウラシ(2003)、マヤ・ムーア(2009, 2011)、ブレアナ・スチュワート(2014, 2015, 2016)、ペイジ・ビューカーズ(2021)などが含まれます。
ファイナルフォー出場: UConnは24回のファイナルフォー出場を記録し、これは男女を通じて最多です。2008年から2022年まで14年連続でファイナルフォーに進出するという記録的な連続記録も達成しています。
チャンピオンシップの軌跡
初回優勝(1995年)
レベッカ・ロボ率いるチームが35勝無敗で初のチャンピオンシップを獲得。決勝ではテネシー大学を70-64で破りました。
完璧な2000年代(2002-2004年)
スー・バード、ダイアナ・タウラシ、スウィン・キャッシュらが中心となり、3年間で3度のチャンピオンシップを獲得。2002年は39勝無敗の完璧なシーズンでした。
4連覇の偉業(2013-2016年)
ブレアナ・スチュワートが中心となった史上初の4連覇。特に2014年は40勝無敗、2016年はシラキュース大学を31点差で破る圧勝劇で有終の美を飾りました。
最新の栄光(2025年)
ペイジ・ビューカーズ率いるチームが12回目のチャンピオンシップを獲得。2シードから3つの1シードを撃破してのタイトル獲得は特に印象的でした。
王朝を支えたスーパースター
レベッカ・ロボ: 王朝の礎を築いた初代スター ダイアナ・タウラシ: クラッチシューターとして3連覇に貢献 マヤ・ムーア: 歴代最多得点記録保持者 ブレアナ・スチュワート: 史上初のファイナルフォーMOP3回受賞 ペイジ・ビューカーズ: 現代を代表するポイントガード
永続する影響
UConn女子バスケットボールの成功は、単なる勝利数を超えて女子スポーツ全体の地位向上に大きく貢献してきました。オリエマ監督の指導哲学と、代々受け継がれる勝利への執念が、この偉大な王朝の基盤となっています。
12回のチャンピオンシップ、無数の個人記録、そして次世代への影響力を考えると、UConn女子バスケットボールは間違いなく大学スポーツ史上最も成功したプログラムの一つと言えるでしょう。
引用:NCAA

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