シカゴ・スカイが金曜夜にアトランタ・ドリームに敗れ、3連敗を喫しました。この連敗によりシカゴの通算成績は2勝7敗に落ち込み、唯一の2勝は1勝10敗でWNBA最下位のダラス・ウィングス相手のものでした。
個人パフォーマンスは向上
火曜日の無敗ニューヨーク・リバティ戦では敗れたものの、シカゴには印象的な個人パフォーマンスがいくつかありました。エンジェル・リースがシーズンハイの17得点に11リバウンド、3アシストを記録し、フロントコートパートナーのカミラ・カルドーゾが8得点9リバウンドで貢献しました。
金曜日のアトランタ戦でも敗戦となりましたが、この2年目コンビは再びスタッツシートを埋め尽くしました。
カルドーゾの全方位パフォーマンス
リースは今シーズン5回目のダブルダブルをわずかに逃し、12得点、9リバウンド、3アシストで終えました。カルドーゾは15得点、9リバウンド、3アシスト、2ブロックを記録しました。
ただし、チーム成績の面では課題も見えています。カルドーゾの出場時間中にスカイは22点のマイナス、リースの出場時間中には14点のマイナスとなりました。
それでも、別の敗戦の後、スカイはカルドーゾの総合的なパフォーマンスを評価し、彼女をプレイヤー・オブ・ザ・ゲームに選出したと発表しました。
厳しいシーズンスタート
スカイの2勝7敗という成績は、コネティカット・サンと並んでイースタンカンファレンス最下位タイです。この2チームは日曜日にモヒガン・サン・アリーナで対戦する予定です。
昨シーズンのイースタンカンファレンス最下位フィニッシュの後、シカゴは内部改善、ロスター調整、ヘッドコーチ交代により、より競争力のあるチームを作れることを期待していました。しかし、これまでのところそうはなっていません。スカイの現在の勝率(.222)は昨シーズン(.325)よりも低くなっています。
まだ希望は残る
とはいえ、残り35試合でシカゴがシーズンを立て直す時間はまだあります。カルドーゾとリースという若いフロントコートコンビの成長が、チーム全体の浮上の鍵となるでしょう。
個人スタッツでは確実に貢献している両選手ですが、チーム勝利に直結させるためには、プラスマイナスの改善やより効率的なプレーが求められます。カルドーゾのプレイヤー・オブ・ザ・ゲーム選出は、その努力が認められた証拠と言えるでしょう。
今後、この若いコンビがどのように成長し、チームの勝利に貢献していくかが注目されます。

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