ブロニー・ジェームズのルーキーシーズンが終了し、来シーズンに向けた評価と期待が高まっています。レブロン・ジェームズの息子として注目を集める20歳のガードは、NBAでは限定的な出場時間でしたが、Gリーグでは印象的なパフォーマンスを見せました。
ポール・ピアースが求める「特別な何か」
ボストン・セルティックスのレジェンドでバスケットボール殿堂入りのポール・ピアースが、FS1の番組「Speak」でブロニーについて率直な意見を述べました。
「ブロニーからもう少し何かを見たいです。昨年彼を見ていたとき、年を通じて成長していました。明らかにGリーグで多くの経験を積みました。頼りにできる何か一つが必要です。毎晩頼れるもの、そしてブロニーにとってそれが何になるのかを見極める必要があります。身長6フィート2インチのほとんどの選手は、何かダイナミックなものを持っています。一つのことで優れていればいいのです。それが私が注目していることです」
ピアースの指摘は的確で、JJレディック新ヘッドコーチのローテーションで安定した出場時間を得るためにブロニーが何をすべきかを明確に示しています。
Gリーグでの輝かしい成績
一方で、ブロニーのGリーグでのパフォーマンスは目を見張るものがありました。NBA Gリーグの公式発表によると、サウスベイ・レイカーズでのルーキーシーズンは「ELECTRIC(電撃的)」でした。
わずか20歳で平均21.9得点、5.2リバウンド、5.4アシストを記録。特にレイカーズが勝利した試合では、フィールドゴール成功率51%、3ポイント成功率45%、フリースロー成功率88%という驚異的な数字を残しました。
これらの数字は、ブロニーが適切な環境とプレータイムを与えられれば、十分にプロレベルでプレーできる能力を持っていることを証明しています。
NBAでの厳しい現実
しかし、NBAレベルでの現実は厳しいものでした。レギュラーシーズン27試合でのブロニーの平均は2.3得点、フィールドゴール成功率31.3%という数字でした。
レイカーズはアンソニー・エドワーズ率いるミネソタ・ティンバーウルブズに1回戦で4勝1敗で敗退し、ブロニーにとってプレーオフでの貴重な経験を積む機会は限られたものとなりました。
ピアースが指摘するように、ブロニーは来シーズンに向けて自分の「武器」を見つける必要があります。Gリーグでの成功をNBAレベルに転換するために、どの分野で突出した能力を発揮できるかが鍵となるでしょう。
父親レブロンの存在という重圧もある中で、ブロニーがどのような成長を見せるかは、NBAファンにとって大きな注目ポイントとなりそうです。
引用:YARDBARKER

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