2025年WNBAドラフトは、コネチカット大学のペイジ・ビューカーズがダラス・ウィングスに全体1位で指名されることを筆頭に、新たな才能の波をリーグにもたらしました。全38人の指名のうち33人がNCAA1部プログラム出身で、わずか8日前の全米選手権決勝に出場した複数の注目選手も含まれています。
カンファレンス別指名数ランキング
SECが全カンファレンスのトップとなり、10人の選手を輩出しました。以下がカンファレンス別の内訳です:

大学別指名数ランキング
サウスカロライナ大学、アラバマ大学、ノートルダム大学、コネチカット大学がそれぞれ3人ずつで最多指名を獲得しました。
3人指名の大学:
- サウスカロライナ大学(3人):全員2巡目指名
- ノートルダム大学(3人):1巡目1人、2巡目1人、3巡目1人
- コネチカット大学(3人):1巡目1人、3巡目2人
- アラバマ大学(3人):1巡目1人、2巡目1人、3巡目1人
2人指名の大学:
- ノースカロライナ州立大学(2人):1巡目1人、2巡目1人
- TCU(2人):1巡目1人、3巡目1人
- 南カリフォルニア大学(2人):1巡目1人、2巡目1人
完全ドラフト結果
1巡目(1-12位)
- ペイジ・ビューカーズ(コネチカット大学)→ ダラス・ウィングス
- ドミニク・マロンガ(フランス)→ シアトル・ストーム
- ソニア・シトロン(ノートルダム大学)→ ワシントン・ミスティクス
- キキ・イリアフェン(南カリフォルニア大学)→ ワシントン・ミスティクス
- ユステ・ヨツィテ(リトアニア)→ ゴールデンステート・ヴァルキリーズ
- ジョージア・アムーア(ケンタッキー大学)→ ワシントン・ミスティクス
- アニーサ・モロー(LSU)→ コネティカット・サン
- サニヤ・リバース(ノースカロライナ州立大学)→ コネティカット・サン
- サラ・アシュリー・バーカー(アラバマ大学)→ ロサンゼルス・スパークス
- アイシャ・シフカ(スロベニア)→ シカゴ・スカイ
- ヘイリー・ヴァン・リス(TCU)→ シカゴ・スカイ
- アジアハ・ジェームス(ノースカロライナ州立大学)→ ダラス・ウィングス
2巡目(13-25位) 注目選手には、アラバマ大学のアリーヤ・ナイ(13位→ラスベガス・エイシス)、サウスカロライナ大学のテ・ヒナ・パオパオ(18位→アトランタ・ドリーム)、ブリー・ホール(20位→インディアナ・フィーバー)、サニア・フィーギン(21位→ロサンゼルス・スパークス)などが含まれます。
3巡目(26-38位) 3巡目では、カンザス州立大学のセリーナ・サンデル(26位→シアトル・ストーム)、ウェストバージニア大学のJJクワイナリー(27位→ダラス・ウィングス)、コネチカット大学のケイトリン・チェン(30位→ゴールデンステート・ヴァルキリーズ)などが指名されました。
分析とトレンド
今回のドラフトでは、SECの圧倒的な強さが際立ちました。特にサウスカロライナ大学は全米チャンピオンとして3人を2巡目に送り込み、プログラムの層の厚さを示しました。
また、国際選手も5人指名され(フランス2人、リトアニア1人、スロベニア1人、ロシア1人)、WNBAのグローバル化が進んでいることも明らかになりました。
ペイジ・ビューカーズの1位指名は予想通りでしたが、全体的に見ると各ポジションにバランス良く才能が分散されており、2025年シーズンに向けて各チームの戦力向上が期待されます。

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