2つの将来ドラフト指名権との交換トレード
シアトル・ストームは土曜日、センターの李月汝(リ・ユエルー)を2つの将来ドラフト指名権と引き換えにダラス・ウィングスへトレードしました。
26歳の李は今シーズン、ストームで9試合に出場し、平均8.7分のプレイタイムで2.8得点、1.6リバウンドを記録していました。
彼女は今オフシーズンにロサンゼルス・スパークスとラスベガス・エーシズを含む3チーム間トレードを経てシアトルに加わったばかりでした。
しかし、期待されたような活躍の機会を得ることができず、チーム内での役割に満足していなかったことが明らかになりました。
選手側からのトレード要求が実現
2週間前、iHeart Women’s Sportsが報じたところによると、李の代理人がストームに対して彼女がトレードを希望していることを伝えていました。チームはこの要求に応え、李をダラスに移籍させることで合意に達しました。
この決定は、選手の意向を尊重したチームの判断として評価される一方で、シーズン序盤でのトレード要求という異例の展開でもありました。李にとっては新天地での再出発の機会となり、ウィングスにとってはフロントコートの深さを増す補強となります。
ストームが獲得したドラフト指名権の価値
交換条件として、ストームは2026年WNBAドラフトの2回戦指名権と2027年の3回戦指名権を獲得しました。即戦力を失う代わりに将来への投資を選択したこのトレードは、ストームの長期的なチーム構築戦略を反映しています。
李は中国出身の有望な若手センターとして期待されていましたが、ストームでは限られた出場機会しか得られませんでした。
ダラスでは、より多くのプレイタイムと成長の機会を求めて新たなスタートを切ることになります。このトレードが双方にとってウィンウィンの結果となるかは、今後の彼女のパフォーマンス次第となるでしょう。
引用:YAHOO!SPORTS

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