試合展開
チェイス・センターで行われた両軍初対戦は、ゴールデンステートが第1Qから主導権を握りました。
カーラ・レイテが残り2分18秒のレイアップで13―13の均衡を破ると、そのまま21―15で最初の10分を終えます。
続く第2Qは23―5のランを作って一時22点差までリードを拡大し、前半を44―31で折り返しました。
後半に入るとシアトルがスカイラー・ディギンズの7連続得点などで追い上げ、第4Q残り44秒には74―70まで肉薄。
しかしケイラ・トーントンが残り13.1秒に2本のフリースローを沈めて流れを断ち切り、そのまま逃げ切りました。ヴァルキリーズは球団創設初年度で5勝5敗、ストームは6勝5敗となりました。
注目選手とスタッツ
- ケイラ・ソーントン ― 22得点12リバウンドのダブルダブルで3戦連続2桁リバウンドを達成し、終盤のクラッチフリースローで勝利を確定させました。
- カーラ・レイテ ― 初先発ながら14得点(FG 6/10)を挙げ、プラスマイナスは両軍トップの+15。
- テミ・ファグベンレ ― 16得点でインサイドを制圧し、チームのペイント得点46点を後押ししました。
- ヴェロニカ・バートン ― 9アシストでボールムーブメントを牽引し、チーム合計21アシストに貢献。
- スカイラー・ディギンズ ― シアトル最多21得点をマークし、第4Qの反撃をけん引しました。
- エジ・マグベゴー ― 10得点6リバウンドと奮闘するも、チームのインサイド得点は26点に抑えられました。
試合後のコメント
ソーントンは、
「リバウンドとフィジカルで主導権を渡さないことを意識した結果、ペイントで優位に立てた」
と振り返り、球団初の3連勝に手応えを示しました。
ナタリー・ナカセHCは、
「サイズのミスマッチを“ポジションレス”の機動力で補ったのが奏功した」とチームの成長を強調。
一方、ストームのノエル・クインHCは、
「序盤に攻守のリズムを掴めず自滅した。終盤の追い上げは評価できるが、40分間の一貫性が欠けていた」と課題を挙げ、次戦への修正を誓いました。

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