試合展開
2025年6月15日、アトランタ・ドリームは敵地ケアファースト・アリーナでワシントン・ミスティックスに89-56で快勝いたしました。
序盤は両チームとも守備強度が高く、第1クォーターは16-13と僅差でドリームがリード。第2クォーターはアリッシャ・グレイがトップから連続3ポイントを沈めて勢いに乗り、ドリームが前半を45-34で折り返します。
勝負を決定づけたのは後半開始直後でした。ドリームはハーフタイム明けに16-0のスパートを仕掛け、ミスティックスを約5分間無得点に抑えて一気に点差を広げました。
その後もアウトサイドシュートを中心に加点し続け、第3クォーター終了時点で68-44とリードを20点超に拡大。最終クォーターも主導権を握り続けたドリームが、そのまま33点差で試合を締めくくりました。
注目選手とスタッツ
ドリームのアリッシャ・グレイがキャリアハイとなる32得点をマークし、フィールドゴール10/14、3ポイント6/9と高効率でチームを牽引しました。
ドリームはこの試合で球団新記録となる18本の3ポイントを成功させ、グレイのほかテヒナ・パオパオが自己最多16得点(3P4本)、ライネ・ハワードが14得点(3P4本)を記録。ナズ・ヒルモンも10得点11リバウンドのダブルダブルと、攻守にわたって存在感を示しました。
対するミスティックスはソニア・シトロンが10得点で唯一の二桁得点。チーム全体のフィールドゴール成功率は29.5%にとどまり、3ポイントも17本中3本成功と苦戦を強いられました。
試合後のコメント
勝利したドリームのカル・スメスコ・ヘッドコーチは、
「後半最初のディフェンスがゲームを決めました。全員が決められた役割を遂行し、アウトサイドシュートのリズムを生かせた」
と手応えを語りました。
キャリアハイを更新したグレイは、
「シュートタッチが良かったので積極的に狙った。チームメイトがうまくスペースを作ってくれたおかげです」
と感謝を示し、記録更新については「数字より勝利が何よりうれしい」と笑顔で振り返っています。
一方、ミスティックスのラシッド・メジアン暫定ヘッドコーチは、
「後半に失速した。16-0のランを許し流れを取り戻せなかった」と課題を挙げ、「シュートセレクションとボールムーブを改善したい」と次戦への意気込みを語りました。

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