ピストンズ監督ビッカースタッフが痛烈批判
デトロイト・ピストンズのJ.B.ビッカースタフ監督が、ニューヨーク・ニックスのトム・シボドー前監督解雇について、チーム名や監督名を明示せずに擁護に回りました。
ESPNラジオの番組で、
「私はそれを最後の仕上げとは呼びたくないが、今シーズンに起こったことと、我々がコーチたちが受けるべきだと感じる敬意のレベル対実際に受けているもののファイナルストローだと思う」
と述べました。
ビッカースタッフは続けて、
「コーチとして、あなたには果たすべき仕事があると言われていると感じています。そしてその仕事をうまくやり遂げれば、それは翌年に引き継がれるべきです。過去の成功があれば、それは将来の成功を想像させるはずです。新しい誰かと一緒に未来がどのように見えるかを推測することはできません」
と語り、シボドー解雇への不満を暗に示しました。
5チーム全てから拒否される異例の事態
ニックスが現役のダラス・マーベリックス監督ジェイソン・キッドとの面談を試みた際、強い抵抗を受けました。
ESPNのシャムス・シャラニアがリッチ・アイゼン・ショーで明かしたところによると、
「5つの拒否のうち、私が聞いたシナリオの中には、チームが単に電話を切るというものがありました。『ノー』と言って電話を切る。チームによっては汚い言葉を使うかもしれません。『絶対にダメだ』みたいな」
と述べています。
キッドに加えて、ニックスはティンバーウルブズ、ロケッツ、ホークス、ブルズに対しても現役監督の引き抜きについて打診しましたが、全て断られました。この異例の全面拒否は、シボドー解雇に対する業界全体の反発を象徴しているとも言えます。
25年ぶりのカンファレンス決勝進出も評価されず
シボドーは51勝のレギュラーシーズンを指揮し、ニックスを25年ぶりの東カンファレンス決勝に導いた実績があります。5年間の任期中にチームを東の常勝軍団に変貌させたにも関わらず、契約延長から間もない解雇となりました。
現在、ニックスはフリーエージェントの候補者を検討しており、テイラー・ジェンキンス、マイク・ブラウン、マイケル・マローン、マイク・ブデンホルツァー、フランク・ボーゲルなどの名前が挙がっています。
しかし、現役監督からの全面拒否という前例のない事態は、ニックスの組織運営に対する業界の不信を如実に表しています。
解雇の判断について、チームには明確な後継プランがなかったことも批判の対象となっており、オーナーのジェームズ・ドーランの介入を疑う声も上がっています。この状況は、ニックスにとって理想的な後任監督の確保を一層困難にしています。
引用:HOOPSRUMORS

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