リンクス、フランチャイズ5度目のWNBAタイトル獲得に向けたミッション

2025年シーズンの注目すべき2つの物語

WNBAの真のファンで試合を観戦し、女子バスケットボールを心から楽しんでいる人なら、2025年シーズンの4分の1を通じて最も大きな2つの物語がミネソタから生まれていることを簡単に見て取ることができるでしょう。

ナフィーサ・コリアーの圧倒的な成長

1つ目は、ナフィーサ・コリアーが世界最高の選手へと変貌を遂げ、それを証明していることです。彼女は1試合平均26.1得点、8.8リバウンドという驚異的な数字を記録しています。コリアーは最初の10試合のうち8試合で20得点以上を記録し、2位に約6点差をつけてWNBA得点王をリードしています。

リンクスの明確なミッション

2つ目の、そして最も大きな物語は、リンクスが昨シーズン論争的な判定により優勝まであと一歩のところで阻まれた後、フランチャイズ5度目のWNBAチャンピオンシップ獲得に向けて明確なミッションを帯びていることです。

今シーズン初のMVP賞受賞の最有力候補でありながら、コリアーの今シーズンの唯一の焦点は、MVP賞の獲得ではなく、リンクスを世界チャンピオンに導くことです。

「毎年の目標はタイトルを獲得することです。今年はそれを成し遂げるグループがいると確信しています」とコリアーは語りました。「私たちは単に、毎試合で自分たちのケアを確実にし、できることをやるだけです。」

完璧なスタートダッシュ

リンクスにとって、これまでのところ順調な滑り出しとなっています。シーズンを9勝0敗でスタートし、土曜日にターゲットセンターでロサンゼルス・スパークスを101-78で大勝した後、現在10勝1敗で首位に立っています。

シェリル・リーブ・ヘッドコーチの手腕

ミネソタの成功におけるコート外の大きな要素は、ベテランヘッドコーチのシェリル・リーブのコーチングとリーダーシップです。彼女の安定して一貫したリーダーシップスタイルは、リンクスが好スタートを切れた大きな理由となっています。

リーブは4度のWNBA年間最優秀コーチ賞受賞者で、前シーズンにファイナルで敗れた後の立ち直り方を熟知しています。実際、彼女は2013年と2017年にミネソタを優勝に導いており、いずれも前年にファイナルで敗れた後の快挙でした。

「私たちは一試合一試合に集中することで興奮を得ています。それは退屈に聞こえるかもしれませんが、それが私たちのやり方であり、勝利を積み重ねる方法です。それが今シーズンの私たちのマインドセットです」

とリーブは最近のダラス・ウィングス戦勝利後に語りました。

ケイラ・マクブライドの復帰

さらに、コリアーのランニングメイトでミネソタの才能あふれるチームの心臓部であるケイラ・マクブライドが、個人的な事情でシーズン最初の3試合を欠場した後、好調なスタートを切っていることも、リンクスがシーズン全体を通じてWNBA全体にとって脅威となる理由を明確に示しています。

チームの結束と動機

「私たちが話し合うことや、モチベーションに関して話すことは、とても内輪のことですが、私たちがすることはすべてお互いのためです」

とマクブライドは語りました。

「昨年何が起こったかを私たちは知っていますし、それは痛みでした。世界中の誰もがそれについて話し、何が起こったかを見ていました。ロッカールームで築いたものが最も重要なことであり、今シーズンは新たな旅路であるため、毎日それを積み重ねていき続けています。そして明らかに素晴らしいスタートを切っています。」

まとめ

ミネソタ・リンクスは、コリアーの世界クラスのパフォーマンス、リーブ監督の経験豊富な指導力、そしてチーム全体の強い結束力を武器に、フランチャイズ5度目のWNBAタイトル獲得に向けて理想的なスタートを切っています。

昨シーズンの悔しい敗戦をバネに、今度こそ頂点に立つことを目指す彼女たちの挑戦は、2025年シーズンの最も注目すべき物語の一つとなるでしょう。

引用：YARDBARKER