試合展開
前半はラスベガスがディフェンスリバウンドから走り、18-15、21-15と各クォーターを押さえて39-30とリードして折り返しました。しかし後半はミネソタの守備強度が一段と上がります。第3クォーターに26-13のランであっという間に逆転し、最終クォーターはコートニー・ウィリアムズが18得点を叩き出す猛攻。残り4分から14-2のスパートで突き放し、トータル76-62で試合を締めくくりました。
注目選手とスタッツ
- コートニー・ウィリアムズ:20得点5アシスト4リバウンド3スティール2ブロック。第4Qだけで18得点を挙げ、勝負を決定づけました。
- アランナ・スミス:10得点13リバウンド2ブロックとフィジカル面で貢献し、+11のコート効率を記録しました。
- ダイヤモンド・ミラー/ナティーシャ・ハイデマン:ともにベンチから12得点。第3Qの逆転劇を支えたエナジー源です。
- ラスベガスのハイライトはジュエル・ロイドの12得点、ティファニー・ミッチェルの10得点。後半はフィールドゴール成功率30%台にとどまりました。
- ナフィーサ・コリアーは背中の張りで後半早々に退場し7得点止まり。チームは離脱を“経過観察”としています。
リバウンドではミネソタが40-34と優勢。ターンオーバー8本に抑えた堅実さも、後半の46-23という圧倒的なスコア差につながりました。
試合後のコメント
ウィリアムズは
「守備で相手のリズムを断ち切れたことで、自分たちの走る展開が生まれた」と語り、スミスは「リバウンドとインサイドの強度を意識した」
と手応えを口にしました。
シェリル・リーブHCは、
「ハーフタイムで“次の10分にすべてを懸けよう”と伝えたのが奏功した」
と振り返り、ラスベガスのベッキー・ハモンHCは、
「後半のショットセレクションとボールムーブが停滞した」と修正点を示しています。
この結果、ミネソタは11勝1敗でコミッショナーズカップ決勝(7月1日)への出場権を確保。主力のコリアーを欠きながらもウィリアムズらのステップアップで底力を示しました。ラスベガスは5勝6敗と黒星先行。エースのA’jaウィルソン不在に加え、後半のオフェンス停滞が課題となっており、次戦までの立て直しが急務です。

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