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ケイトリン・クラーク乱闘事件の余波:マリーナ・マブリーのファウルがフラグラント2に格上げ

火曜日のインディアナ・フィーバー対コネチカット・サンの試合で起きた激しい衝突事件について、WNBAが水曜日に追加処分を発表しました。サンのマリーナ・マブリーがケイトリン・クラークを地面に押し倒した行為について、当初のテクニカルファウルからフラグラント2ファウルに格上げされることになりました。

事件の経緯

問題となった場面は第3クォーター残り4分48秒に発生しました。クラークがボールを持ってドリブルしていた際、サンのジェイシー・シェルダンがクラークの目を突く形でファウルを犯しました。

クラークは不満を示してシェルダンを押しのけましたが、その直後にマブリーが駆け寄ってクラークを地面に押し倒したのです。

この一連の騒動により、シェルダンにはフラグラント1ファウル、クラーク、マブリー、ティナ・チャールズにそれぞれテクニカルファウルが課されました。多くの解説者や観戦者は、マブリーの行為が退場に値すると考えていましたが、当初は退場処分は下されませんでした。

WNBAの判断変更

水曜日になって、WNBAはマブリーに対する処分を見直し、テクニカルファウルをフラグラント2ファウルに格上げすることを発表しました。コネチカット・ガードのマリーナ・マブリーがケイトリン・クラークを地面に強く押し倒したテクニカルファウルがフラグラント2に格上げされたと報じられています。

フラグラント2ファウルには通常400ドルの罰金が科されますが、試合後の格上げのため、マブリーは即座の退場処分は免れました。最終的に、WNBAは火曜日のサン-フィーバー戦の小競り合いから、どの選手も出場停止処分にはしないと決定したとしています。

追加処分と批判

マブリーの処分格上げに加えて、試合終盤でシェルダンに対して髪の毛を引っ張るなどの行為を行ったフィーバーのソフィー・カニンガムにも追加の罰金が科されました。カニンガムは既にフラグラント2ファウルで退場処分を受けていましたが、さらなる罰金が追加されることになりました。

フィーバーのステファニー・ホワイト・ヘッドコーチは試合後の記者会見で審判への強い批判を展開しました。「審判がゲームをコントロールできず、そういうことが起こることを許してしまったときに、問題が醸成されることは明らかだった。これは今シーズンずっと起きていることで、この試合だけではない」と述べています。

ファンと専門家の反応

多くのファンや専門家は、WNBAの当初の判定と追加処分に対して様々な意見を示しています。一部のファンは「マブリーを5試合出場停止にすべきだ」と更なる厳しい処分を求める声もある一方で、「審判がゲームを制御できなかったことに対して、審判こそが罰金や出場停止処分を受けるべきではないか」という審判批判の声も上がっています。

また、クラークに科されたテクニカルファウルについても議論が分かれており、「クラークは自分から始めた騒動ではないのに不当に処罰された」として、テクニカルファウルの取り消しを求める声も出ています。特にマブリーの行為がフラグラント2に格上げされたことを受けて、クラークの処分見直しを求める意見が強まっています。

フィーバーは88-71でサンに勝利し、コミッショナーズカップ決勝進出を決定しましたが、この試合の真の話題は激しい衝突事件となり、WNBA全体の審判問題や選手間の感情的な対立について新たな議論を呼んでいます。

引用:CBSSPORTS

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