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ソーントンが終盤を支配――ゴールデンステートが第4クォーター33-18の猛攻で逆転、インディアナを88-77で下す

試合展開

インディアナは立ち上がりからリズムよくシュートを沈め、1クォーターを21-12と大きくリードいたしました。ケイトリン・クラークとケルシー・ミッチェルがピック&ロールから得点を重ね、ハーフタイム時点でも44-38と優位を保ちます。ところが後半、ゴールデンステートはベンチ陣を中心にディフェンス強度を一段と高め、クラークを徹底的に追い回しました。

第3クォーター終盤には一時13点差まで開きましたが、ここでケイラ・ソーントンが反撃の口火を切ると、4クォーターはヴェロニカ・バートン、ティファニー・ヘイズらが速攻とフリースローで畳みかけます。残り5分からソーントンのスリーポイントが2本連続で決まり、ゴールデンステートが33-18のラッシュを完成。終わってみれば88-77で逆転勝利を収めました。

注目選手とスタッツ

  • ケイラ・ソーントン:16得点6リバウンド。第4クォーターに決めた2本のスリーが試合を決定づけました。
  • ティファニー・ヘイズ:14得点5アシスト。ペネトレイトとトランジションで守備を切り裂きました。
  • クロエ・ビビ:12得点に加え、±はチームトップの+25。ベンチから高エナジーを提供しました。
  • ヴェロニカ・バートン:11得点3アシスト。フリースロー6本をすべて成功させ、終盤のリード拡大に貢献しています。
  • アリーヤ・ボストン:17得点12リバウンド3ブロック。インサイドで奮闘しながらも、後半は包囲網に苦しみました。
  • ケイトリン・クラーク:11得点9アシスト。しかし3ポイントは0/7に抑え込まれ、ターンオーバーも6本と封じられています。
  • ケルシー・ミッチェル:16得点。前半のリードを支えたものの、終盤はシュート機会を得られませんでした。

ゴールデンステートはリバウンドで32-35と劣勢ながら、ベンチ得点45-20の大差を生み出し、さらにクラークをフィールドゴール3/14に封じたディフェンスが勝敗を分ける要因となりました。

試合後のコメント

ソーントンは、
「全員が守備で身体を張り、オフェンスではスペーシングを守ったことでオープンが生まれた」
と振り返りました。

ナタリー・ナカセHCも、
「第4クォーターは40分間で最も集中したディフェンスだった」と選手たちを称賛。

一方、インディアナのステファニー・ホワイトHCは、
「ターンオーバー17本は許容できない数字。リードを守る時間帯で自滅してしまった」と悔しさをにじませています。

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