インディアナ・フィーバーは6月19日、ゴールデンステート・ヴァルキリーズに88-77で敗れ、2025年WNBAレギュラーシーズンの成績を6勝6敗としました。この敗戦後、チームのベテランガードであるケルシー・ミッチェルがチーム全体のパフォーマンスに対して厳しい批判を展開しました。
困難な状況下での敗戦
振り返ってみると、この試合はフィーバーにとってトラップゲームとなった感がありました。コネチカット・サンとの激しい試合からわずか2日後に全米を横断する移動を強いられ、6日間で3試合目という過密スケジュール、さらにステファニー・ホワイト・ヘッドコーチが個人的理由で欠場という状況でした。加えて、ヴァルキリーズはフィーバーを除けばリーグで最も情熱的で印象的なホームファンを擁するチームの一つです。
しかし、これらは結局のところ言い訳に過ぎません。そして、33分間で16得点を記録したフィーバーのガード、ケルシー・ミッチェルにとって、これらの理由は受け入れられるものではありませんでした。
チーム全体への厳しい評価
ミッチェルは木曜日の試合終了後、メディアに対してチームのパフォーマンスについて率直に語りました。
「全体的に、これはケイトリン(クラーク)に限った話ではありません。チーム全体の問題だと思います。我々はソフトでした」
とミッチェルはデビー・アントネリ氏のXポストで引用されています。
「彼らは我々より強く、よりタフになることで代償を払わせました。50対50のボール、ディフレクション、パッシングレーンでのプレー。それはアグレッシブであることの一部であり、我々のベストプレーヤーを見て『いや、彼らはアグレッシブになるぞ』と言える能力なのです」
「そして我々はそれを許してしまいました。アグレッシブさの面で、少し尻尾を巻いてしまったのです。我々は学ばなければなりません…アグレッシブになって、そんなにソフトでいることを止めなければなりません。グループとして、我々は集合的にあまりにも多くのことを許してしまいました」
とミッチェルは結論づけました。
ベテランからの警告
ミッチェルの発言は、チームが直面している根本的な問題を浮き彫りにしています。彼女はケイトリン・クラーク個人の問題ではなく、チーム全体の姿勢に焦点を当てました。
特に、相手チームがよりアグレッシブで物理的なプレーを仕掛けてきた際に、フィーバーがそれに対抗できなかったことを強調しています。
ベテランガードとしてのミッチェルの率直な批判は、チームがより競争力のあるレベルに到達するために必要な精神的な強さと物理的な強さの両方を身につける必要があることを示唆しています。
フィーバーは6月22日のラスベガス・エイセス戦でこのパフォーマンスからの立ち直りを図ることになります。ミッチェルの厳しい言葉が、チームにとって必要な目覚まし時計となるかが注目されます。
引用:YARDBARKER

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