ロサンゼルス・レイカーズに加入してから3度目のオフシーズンを迎える八村塁が、再びトレード憶測の中心に立たされています。元ゴンザガ大学のスターである八村が、ユタ・ジャズのジョン・コリンズ獲得パッケージの中心選手として検討されていることが明らかになりました。

ジョン・コリンズ獲得に向けた交渉

ClutchPointsのアンソニー・アーウィン氏によると、レイカーズはロスター再編を模索する中で、ユタ・ジャズから身長6フィート9インチのフォワード、ジョン・コリンズを獲得するパッケージの中心として八村を検討していると報じられています。

「シーズン終了以来、レイカーズは27歳のコリンズを獲得しようとユタ・ジャズといくつかの会話を持っており、八村塁がしばしば取引の中心選手となっている」とアーウィン氏は木曜日に報告しました。「レイカーズ組織内の多くの人々は、コリンズがルカ・ドンチッチと特に素晴らしいフィットを見せるだろうと信じている」

アーウィン氏は、ロサンゼルスがユタのウォーカー・ケスラーにも関心を示していることから、このような取引が差し迫っているようには見えないと指摘しています。

とはいえ、レイカーズ組織内には、八村が新しい先発センターを獲得できるなら彼をトレードすることを支持する人々がいるようです。コリンズは必ずしもそのプロファイルに当てはまりませんが、彼の華麗なプレースタイルはレブロン・ジェームスとドンチッチをチームメイトとして見ることが興味深いでしょう。

八村の成長と今シーズンの実績

八村にとって、この6年間のNBAキャリアの中でも最も生産的で効率的なシーズンの一つを終えたばかりです。平均13.1得点、5.0リバウンド、1.4アシストを記録し、フィールドゴール成功率50.9%、3ポイント成功率41.3%という優秀な数字を残しました。

守備面では常に最高のパフォーマンスを見せているわけではありませんが、八村は引き続き前向きな傾向を発達させており、そのエンドでの改善によりレイカーズのコーチングスタッフからより多くの信頼を得ています。basketball-reference.comによると、八村の今シーズンの1.5守備勝利貢献度は、キャリア最高記録に並んでいます。

来シーズン約1,800万ドルを稼ぐ予定の八村は、このオフシーズンにレイカーズとベテラン延長契約を結ぶ資格があります。彼は2023年にワシントン・ウィザーズからロサンゼルスにトレードされた後に結んだ3年5,100万ドル契約の最終年に入ります。

レイカーズにとっての価値ある資産

八村は、レイカーズに加入して以来、いくつかのトレード噂と関連付けられてきました。ジェームスとドンチッチを取り巻く若い才能の不足を考えると、27歳の八村はおそらくオフシーズンに向けてロサンゼルスの最も価値ある資産でしょう。

レイカーズは現在、チームの競争力を維持しながらロスターのバランスを改善する方法を模索しています。八村の多様性と改善された効率性は、他のチームにとって魅力的な要素となっており、それが彼を様々なトレード憶測の中心に押し上げています。

コリンズは昨シーズン、ジャズで平均17.8得点、8.8リバウンドを記録し、八村よりもよりインパクトのある得点源となる可能性があります。しかし、八村の3ポイントシューティング能力とより良いフィット感は、レイカーズにとって異なる価値を提供する可能性があります。

最終的に、八村の運命は、レイカーズがこのオフシーズンにどのような方向性を選択するかにかかっています。チームが即座の改善を求めるのか、それとも現在のコアを維持して継続性を重視するのかが、元ゴンザガスターの将来を決定することになるでしょう。

引用:YARDBARKER