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ケイトリン・クラーク、パリ五輪への別ルートを辞退していた!新著で明かされた真実

2024年パリ五輪でアメリカ女子代表から漏れたケイトリン・クラークですが、実はもう一つの五輪出場チャンスがあったことが明らかになりました。しかし、彼女とそのチームはその機会を辞退していたのです。この衝撃的な事実が、USA Todayのクリスティン・ブレナン記者の新著で明かされました。

3×3バスケットボールへの招待

ブレナン記者の新著「On Her Game: Caitlin Clark and the Revolution in Women’s Sports」(7月発売予定)によると、クラークは女子3×3バスケットボール代表チームからのオファーを受けていました。

「クラークにはパリに行く別の選択肢がありました。それがアメリカ女子3×3チームです」とブレナン記者は書いています。「彼女は過去に3×3の代表経験はありませんでしたが(U-16、U-19の5on5代表経験はあり)、USA Basketballは6月よりもずっと前に、予選大会で五輪出場権を獲得する機会があることを知った上で、彼女に3×3チームでの出場を打診していました」

WNBAキャリアを優先した判断

しかし、クラークとそのチームはこのオファーを辞退し、WNBAでのキャリアに集中することを選択しました。これは戦略的な判断だったと言えるでしょう。

ルーキーシーズンの最初の16試合で平均16.8得点、5.3リバウンド、6.3アシストという好成績を残していたクラーク。代表落選についても前向きに捉えていました。

「これは努力する目標を与えてくれるものです」とクラークは語っています。「それは夢です。いつかそこに立てることを願っています。これはさらなる動機になります。それを覚えておきます。4年後に巡ってくるときには、そこにいられることを願っています」

3×3チームの結果

結果的に、アメリカ女子3×3チームはパリ五輪で銅メダルを獲得しました。チームはヘイリー・バン・リス、シエラ・バーディック、ディアリカ・ハンビー、ライン・ハワードで構成され、6勝4敗の成績を残しました。

五輪委員会関係者の見解

2028年ロサンゼルス五輪組織委員会のケーシー・ワッサーマン会長は、クラークを代表に選ばなかったことを「機会の逸失」と批判していました。

「これは機会の逸失だと思います。なぜなら、彼女は明らかに世界がそれを求めているタイミングでの世代を代表する才能だからです」とワッサーマン氏は語っていました。

「世界には信じられない才能がいましたが、残念ながら世界はそれを受け入れる準備ができていませんでした。ダイアナ(タウラシ)やブリアナ・スチュワート、そして我々のクライアントでチームに入る選手たちを見てください。彼らはこれまで見たことのないレベルで圧倒的ですが、世界はケイトリン・クラークがファイナル4で行ったように会場を満員にする準備ができていませんでした」

金メダルを獲得したアメリカ代表

結果的に、クラーク抜きのアメリカ女子代表はパリで金メダルを獲得しました。エイジャ・ウィルソン、ブリアナ・スチュワート、ダイアナ・タウラシ、ブリトニー・グライナー、アリッサ・トーマス、ナフィーサ・コライヤー、ジュエル・ロイド、ケルシー・プラム、ジャッキー・ヤング、サブリナ・イオネスク、チェルシー・グレイ、カーリア・コッパーという豪華メンバーでの勝利でした。

長期的視点での正しい判断

振り返ってみると、クラークの判断は正しかったと言えるかもしれません。3×3バスケットボールよりもWNBAでのキャリア構築に集中することで、彼女は現在リーグを代表するスター選手として確固たる地位を築いています。

2028年ロサンゼルス五輪まであと4年。その時にはクラークが確実に代表チームの中心選手として活躍することでしょう。今回の経験は、彼女にとって更なる成長への糧となったに違いありません。

引用:CBASPORTS

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