40歳となったレブロン・ジェームズが、幼少期のアイドルであるマイケル・ジョーダンについて心境を吐露しました。GOAT論争でしばしば比較される両者ですが、レブロンの口から出た言葉は、リスペクトに満ちた感動的なものでした。
「誰よりもインスパイアされた存在」
レブロンは躊躇なく、憧れの選手としてシカゴ・ブルズの伝説、マイケル・ジョーダンの名前を挙げました。
「インスピレーションという点で言えば、マイケル・ジョーダンほど僕をインスパイアした選手はいませんでした」とレブロンは語っています。
「僕たちのゲームは素晴らしく補完し合えたとも思います。MJは純粋なスコアラーでした。彼にはスコアラーのメンタリティがありました」
異なるスタイルが生む理想の組み合わせ
レブロンが興味深いのは、自分とジョーダンの異なるプレースタイルについて言及していることです。
ジョーダンを「純粋なスコアラー」と評価する一方で、自分はより多面的なプレーヤーであることを暗に示しています。
この違いこそが、二人が同じコートに立った時の理想的な組み合わせを生み出すと考えているのです。ジョーダンの圧倒的な得点力と、レブロンのオールラウンドな能力が融合すれば、それは確かに無敵のデュオとなったでしょう。
ソーシャルメディアへの皮肉混じりの言及
しかし、レブロンはこの発言にユーモアと皮肉を込めた注釈も付け加えました。
「もし彼を選ぶとしても、ソーシャルメディアがどう反応するかを知っているので選べないんです。ファンは、『ああ、マイケル・ジョーダンとも一緒にプレーしたいのか?お前は他の誰とでもプレーしたじゃないか』と言うでしょうから」
「僕は質問をしたわけじゃない。ただ答えているだけです。質問をしたのは僕じゃありません」
長年の批判への率直な対応
この発言は、レブロンが長年受けてきた「スーパーチームを作りたがる」という批判を意識したものです。マイアミ・ヒート時代のビッグ3、クリーブランド・キャバリアーズ復帰時のカイリー・アービング、ケビン・ラブとの組み合わせ、そしてレイカーズでのアンソニー・デイビスとのデュオなど、常にスター選手との共演を求めてきたという見方があります。
しかし、レブロンのこの発言からは、そうした批判に対する疲労感と、同時に自分の純粋な気持ちを理解してほしいという想いが感じられます。
現在の状況とコート復帰
レブロンは最近、ミネソタ・ティンバーウルブズとの1回戦第5戦で負傷した膝の怪我から復帰し、コートでの練習を再開したことをInstagramで報告しています。40歳という年齢を考えると、彼のキャリアも終盤に差し掛かっていることは間違いありません。
GOAT論争を超えた敬意
今回のレブロンの発言は、GOAT(史上最高の選手)論争を超えた、純粋な敬意の表現として受け取るべきでしょう。競技者として頂点を極めた者同士だからこそ理解できる、お互いの凄さを認め合う姿勢です。
ジョーダンとレブロンが実際に同じチームでプレーする姿を見ることは叶いませんが、二人の異なる強みが組み合わさった時の可能性を想像するだけでも、バスケットボールファンにとっては夢のような話です。
引用:hoopshype

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