FOXスポーツの司会者ジョイ・テイラーが、ケイトリン・クラークとエンジェル・リースのライバル関係について議論を呼ぶ発言をしました。彼女の主張は、クラークの現在の人気はすべてリースとの大学時代の対決から始まったというものです。
テイラーが言及しているのは、LSUがアイオワを破って全米王者となった試合での、あの象徴的な瞬間です。リースがクラークの前で「You Can’t See Me」セレブレーションを繰り返し、それが一気にバイラルとなりました。現在でも、WNBAでこの二人が対戦する際は多くの人が注目しています。
しかし、クラークの世界的な人気にもかかわらず、テイラーはリースこそが元ホークスの選手を現在のような有名人にした張本人だと主張しています。
「この丘で死ぬ覚悟」の強硬な主張
「クラーク対リースのライバル関係は、今やケイトリンがエンジェルより優秀だとか、そういう話に発展しています」とテイラーはジョー・バデン・ポッドキャストで語りました。「私は、エンジェル・リースとのあの瞬間がなければ、私たちがケイトリン・クラークについて今のように話すことはなかったと断言します。そして私はこの主張で死ぬ覚悟です。この丘で死ぬ覚悟です」
FS1の討論番組「Speak」を司会するテイラーは、キーション・ジョンソンやポール・ピアースと共に論争を巻き起こすことで知られていますが、今回も一歩も引かない姿勢を見せています。
「この話を持ち出すたびに、『エンジェルの方が優秀じゃない。どちらにしても私たちは彼女について話していただろう』と言われます。いえいえ、絶対にそんなことはありません」とテイラーは語気を強めました。「なぜそう言えるかというと、私は毎日この仕事をしているからです。私たちの番組で何を話しているかを知っています。あの出来事が起こるまで、番組でWNBAの話題を15分間も続けることはありませんでした」
議論を呼ぶ視点
テイラーにも一理あります。確かに彼女の番組は当時、クラークとリースがまだ大学でプレーしていた頃はWNBAを扱っていませんでした。しかし、その時点でクラークは既に記録を更新し続けており、最終的に大学バスケットボール史上最多得点者となり、さらにもう1シーズンプレーしました。
一方、優秀なディフェンダーでもあるリースは、あの試合の後にスーパースターダムにのし上がりました。しかし、クラークは既に女子大学バスケットボールで視聴率を動かす存在として、これまでほとんど、あるいは全く前例のないレベルで主流メディアの注目を集めていました。
数字が物語る真実
WNBAシーズン開幕でのクラーク対リース戦は、ESPNで視聴率記録を樹立しました。シカゴ・スカイ対インディアナ・フィーバー戦は平均270万人、ピーク時には310万人の視聴者を集め、ESPN史上最高視聴率のWNBA試合となりました。
しかし、クラークが怪我で欠場した際の視聴率データは興味深い事実を示しています。USA Todayによると、全国放送の試合は55%減少し、フィーバーの全国放送試合も53%減少しました。これは、クラーク個人の集客力がいかに強力かを物語っています。
テイラーは「原則的なストーリーテリング」だと主張し、自分の見解を曲げる気はないようです。「これは作り話ではありません。私は自分が何について話しているかを知っています」と彼女は断言しています。
引用:YARDBARKER

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