試合展開
クライメイト・プレッジ・アリーナで行われた一戦は、インディアナが27-24とハイスコアな第1クォーターを制して先行いたしました。前半残り1分にはケルシー・ミッチェルのコーナースリーで最大9点差をつけ、45-39で折り返します。勝負の分岐点は第3クォーター。アリヤ・ボストンがポストアップとフリースローで8得点、ミッチェルも7得点を重ね、チームは30-19と突き放しました。最終クォーターはスカイラー・ディギンズとエリカ・ウィーラーの外角でシアトルが一時5点差まで迫りましたが、残り38秒にボストンが左ハイポストから決定的なジャンパーを沈めて流れを断ち切り、そのまま94-86で逃げ切っております。
注目選手とスタッツ
- アリヤ・ボストン:31得点7リバウンド(FG 13/18)。キャリアハイを更新し、第3Qの8得点で主導権を確立しました。
- ケルシー・ミッチェル:26得点4アシスト。3ポイント5/7と高精度で外角を牽引。
- レクシー・ハル:15得点11リバウンドで初のダブルダブル。オフェンスリバウンド3本がいずれも得点につながりました。
- ケイトリン・クラーク:6得点10アシスト。シュートは3/13と苦戦も、ゲームメイクで貢献いたしました。
- スカイラー・ディギンズ(シアトル):22得点6アシスト。終盤の追い上げを牽引。
- エリカ・ウィーラー:20得点(3P 5/10)。クラッチタイムでも積極的に放ちました。
- ネカ・オグミケ:16得点6リバウンド、ガビー・ウィリアムズ:11得点8リバウンド4スティールと続きましたが、反撃及ばず。
試合後のコメント
ボストンは「ペイントでアグレッシブに攻め続けると決めていました。チームがボールを託してくれたおかげです」と笑顔で語りました。ミッチェルは「スペーシングが機能し、外も内もバランスよく得点できた」と手応えを口にしています。
ステファニー・ホワイトHCは「第3クォーターの集中が今日の鍵。ターンオーバーを15以下(15本)に抑えられたことも大きかった」と総括。
一方ノエル・クインHCは「21ターンオーバーから25失点を献上しては勝てない」と悔しさをにじませ、ディギンズも「終盤の決定力不足を修正したい」と前向きに語りました。
遠征最終戦を白星で終えたインディアナは7勝7敗と五分に戻し、ホームにロサンゼルスを迎える次戦へ弾みを付けました。ボストンとミッチェルの高効率コンビにハルの台頭が加わり、クラークのゲームメークが生きた形です。シアトルは9勝6敗で3位キープとはいえ、ターンオーバーとペイント守備の立て直しが急務となります。

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