アンソニー・エドワーズ

ティンバーウルブズ売却が正式承認!マーク・ロアとAロッドの新時代が始まる

長期間にわたって続いていたミネソタ・ティンバーウルブズとWNBAミネソタ・リンクスの売却問題に、ついに決着がつきました。NBA理事会が全会一致で、グレン・テイラーからマーク・ロアとアレックス・ロドリゲス(Aロッド)への支配権移譲を承認したのです。

水曜日に正式な権利移譲

ミネアポリス・スタートリビューン紙のクリス・ハイン記者によると、実際の権利移譲は水曜日に実行される予定です。これにより、数年間にわたる激しい支配権争いに終止符が打たれることになります。

新オーナーからの意気込み

ロアは球団が発表した声明で次のように述べています。

「ティンバーウルブズとリンクスを大胆で刺激的な新時代へと導くことを光栄に思います。今日は私たちにとって記念すべき瞬間であり、これらの素晴らしいフランチャイズの管理人として奉仕することの大きな責任を十分に認識しています。私たちは、卓越性の基準を設定し、普遍的に称賛され、世代を超えて誇りに根ざした組織を構築することにコミットしています」

ロドリゲスも同様に意欲を示しました。

「私は人生をスポーツの世界に捧げてきました。それは単なるゲームではなく、人々を結びつけ、コミュニティを向上させ、人生を変える強力な力としてです。袖をまくって仕事に取り掛かることを非常に光栄に思い、やる気に満ちています。チャンピオンになるために何が必要かを知っており、ミネソタに勝利の文化を作り上げるために同じコミットメントと意欲を持って取り組む準備ができています」

複雑な売却プロセスの経緯

この売却劇は決して平坦な道のりではありませんでした。テイラーは2024年春、契約違反と支払期限の不履行を理由に、ロアとロドリゲスとの段階的支払い契約を破棄しました。

しかし、ロアとロドリゲス側は、過半数所有者になるための資金は準備できており、NBA承認を待っている状態で、延長が認められるべきだったと主張しました。

仲裁での勝利

争点となった第3回支払いは、ロアとロドリゲスの保有株を36%から約80%に増やすもので、購入契約では2025年3月までにテイラーの残り20%を買い取ることも可能とされていました。

この紛争は調停を経て、11月の仲裁聴聞会に持ち込まれました。2月に仲裁人がロアとロドリゲスに有利な裁定を下し、テイラーは最終的に控訴しないことを選択。これにより、理事会での投票への道筋が整いました。

驚異的な価値上昇

注目すべきは売却価格です。テイラーは2021年に最初に合意した15億ドルの評価額で100%の所有権を売却します。しかし、フランチャイズの価値はその後大幅に上昇しており、Forbesは最近ウルブズの価値を31億ドルと推定し、Sporticoはリンクスを8500万ドルと評価しています。

この価値上昇が、テイラーが売却を阻止しようとした主要な要因だったと考えられています。

新体制の布陣

新体制では、ロアとロドリゲスが共同会長を務め、ロアがティンバーウルブズのガバナーに、ロドリゲスが副ガバナーに就任します。

この所有権変更が、チーム運営やファン体験にどのような変化をもたらすかは今後明らかになりますが、新オーナーたちは「勝利の文化」構築への強い意欲を示しています。

特に元MLBスーパースターのロドリゲスが持つ勝者の経験と、テクノロジー業界で成功を収めたロアのビジネス手腕の組み合わせは、フランチャイズに新たな可能性をもたらすかもしれません。

WNBAへの影響も

この売却は、NBAチームと併せてWNBAチームも含まれている点も重要です。近年人気が急上昇しているWNBAにとって、経験豊富で意欲的な新オーナーの参入は、リーグ全体にとってもプラスの影響をもたらす可能性があります。

長期間の法的争いを経て、ついに新時代を迎えるミネソタのプロスポーツ界。ロアとロドリゲスの新体制が、どのような変革をもたらすのか注目が集まります。

引用:YARDBARKEAR

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