予想通り、ダラス・マーベリックスが2025年NBAドラフト全体1位でデューク大学のクーパー・フラッグを指名しました。コンセンサス1位候補として注目を集めてきた18歳のフォワードが、ついにNBAの舞台に足を踏み入れます。
フラッグはブルーデビルズでの1年目に爆発的な成功を収め、ACC最優秀選手賞やAP最優秀選手賞をはじめとする数々の主要賞を受賞しました。デューク大学の35勝4敗という驚異的な成績の原動力となり、チームをNCAAトーナメントのファイナル4まで導きました(同じく1シードのヒューストンに敗退)。
圧倒的なオールラウンド能力
この18歳のコンボフォワードは今シーズン、スタッツシートを完全に埋め尽くしました。タレント揃いのブルーデビルズで得点(19.2)、リバウンド(7.5)、アシスト(4.2)、スティール(1.4)、ブロック(1.4)すべてでチームトップを記録。シューティング成績も48.1%/38.5%/84.0%という高水準をマークしています。
2024-25シーズンに37試合に出場し、平均30.7分のプレータイムを記録したフラッグは、その多才さと即戦力性を証明しました。また、彼は同世代の多くの選手より(少なくとも)1歳若く、2026年組から再分類されており、12月21日まで19歳になりません。
奇跡的なドラフト抽選勝利
ダラスがこの1位指名権を手にしたのは、まさに奇跡的な出来事でした。わずか1.8%の確率で、11位から1位まで大ジャンプアップしてドラフト抽選に勝利したのです。これは17回のドラフト抽選参加において、マーベリックスが初めて確率を上回る順位を獲得した瞬間でした。
この幸運な結果により、ダラスは世代最高の逸材を獲得することができました。フラッグは単にそのクラス最高の有望株と見なされているだけでなく、年齢的なアドバンテージも持っているのです。
フラッグは、10度のオールスター選出を誇るアンソニー・デイビスと9度のオールスター選出のカイリー・アービングがヘッドラインを飾るマーベリックスのロースターに加わります。アービングは今週初めに3年契約でダラス残留に合意したばかりで、このビッグ3体制でタイトル争いが期待されます。
ファンの間では早くも期待の声が上がっています。
「何かの理由で、彼はバスケットボール版のブライス・ハーパーを思い出させる。まだ18歳でホール・オブ・フェーム級の数字を残す能力がある。怪我だけは気をつけてくれ」
というコメントが見られる一方で、
「ルカの方がまだ上だ…マーベリックスは二度とルカ級の選手を手に入れることはないだろう」という慎重な意見もあります。
デューク大学のスター選手だったフラッグが、NBA最高峰の舞台でどのような活躍を見せるのか。マーベリックス、そしてNBA全体が注目する新たな時代の幕開けです。
引用:HOOPSRUMORS

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