2025年NBAドラフト3位でフィラデルフィア・76ersに指名されたVJエッジコムに、最高のメンターが待っていました。6度のオールNBA選出、4度のオールディフェンシブチーム選出の実績を誇るポール・ジョージが、この19歳の驚異的な運動能力を持つガードに大きな期待を寄せています。
「彼を気に入っています。彼の将来性が好きです」とジョージは自身のポッドキャストで語りました。「私にとって、彼はジミー・バトラーのような選手です。まさに闘犬。ハードにプレーし、攻守両面で戦える。彼にはタフネスがあります」
バハマ出身のエッジコムは、ベイラー大学での1年間で既にその才能を証明しています。身長6フィート4インチながら、サイズ以上のプレーを見せ、リムを頻繁に襲撃する爆発的なフィニッシュで観客を魅了しました。ベイラー史上最高位でドラフト指名された選手として、その期待の大きさがうかがえます。
バハマ代表での圧倒的パフォーマンス
エッジコムの真価が最も発揮されたのは、バハマ代表としてオリンピック予選に参加した時でした。バディ・ヒールド、エリック・ゴードン、デアンドレ・エイトンといったNBA選手と共にプレーし、4試合で平均16.5得点、5.5リバウンド、3.8アシストを記録。最終的にスペインに敗れて予選突破はなりませんでしたが、チームのNBA選手たちは彼を「トーナメント最高の選手」と評価しました。
「バハマ代表でプレーした時に、彼は素晴らしい将来性を見せました」とジョージは振り返ります。「トップレベルの才能と競り合い、プレーし、彼らにダンクを決め、彼らを吹き飛ばしていました」
守備面でのエッジコムの数字は特に印象的です。ベイラーでの33試合で68スティールを記録し、1試合平均2.1スティールはビッグ12の有資格選手中4位の成績でした。
ジョージから学ぶディフェンスの極意
現在76ersで9度のオールスター選出を誇るジョージと組むことで、エッジコムは過去25年間で最高のペリメーターディフェンダーの一人から直接学ぶ機会を得ます。
全盛期のジョージは、常に相手チームのトップ選手をマークする役割を担い、レブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニー、デマー・デローザンとの有名な対戦で知られています。キャリア初期の4シーズンで2度のオールディフェンシブチーム選出を果たし、2018-19シーズンにはリーグ最多スティールを記録しました。
エッジコムの守備スタイルは、若き日のドウェイン・ウェイドを彷彿とさせます。サイズ的には不利でありながら、驚異的な跳躍力で補う点が共通しています。ジョエル・エンビードのブロックショット技術とジョージのスティール技術を学ぶことで、エッジコムはフィラデルフィアで素早くプレミアディフェンダーに成長する可能性があります。
攻撃面でも光る将来性
守備での評価が高いエッジコムですが、得点能力でも将来性を示しています。ベイラーでは平均15得点を記録し、特にBYU戦では8本の3ポイント試投中6本を決めて28得点の爆発を見せました。15試合(全出場試合の45%)で2本以上の3ポイントを成功させており、外角シュートの改善次第でさらなる飛躍が期待されます。
76ersのダリル・モーリー球団社長は「VJについて非常に興奮しています。ダイナミックなアスリートであり、将来的なオールスター、ツーウェイプレーヤーとしての可能性があります。彼の物語と、ここまで到達した過程は本当に信じられないものです。非常に長く、非常に有望なNBAキャリアを送ると確信しています」と期待を込めて語りました。
ジョージという完璧なメンターを得たエッジコムが、どこまで成長できるか注目が集まります。
引用:YARDBARKER

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