試合展開
ケイトリン・クラークが欠場したフィーバーは、第1クォーターだけでフィールドゴール11本すべてを2点圏内で沈め、33-13と22点差を築く完璧なスタートを切りました。ところが第2Q終盤、ウィングス新人のペイジ・ベッカーズがスティールからロゴ付近のブザービーター3ポイントを決めて会場を沸かせ、前半は56-43と差を13点に縮小。
後半に入るとダラスがアリケ・オグンボワレの3ポイントとJ.J.クイナーリーの3点プレーで勢い付き、第4Q残り6分24秒に80-79と逆転に成功します。
それでもフィーバーはアーリ・マクドナルドのフローターを皮切りに9-0のランを返し、ナターシャ・ハワードのエンドワンで再び二桁差へ。終盤はケルシー・ミッチェルがフリースローで時計を止めさせず、ウィングスの追撃をかわしました。
注目選手とスタッツ
- ケルシー・ミッチェル:32得点(FG 11/17、3P 4/6)。前半だけで19点、クラッチで6本のフリースローをすべて沈めました。
- アリーヤ・ボストン:21得点9/14 FG、6リバウンド。ペイントで高確率のフィニッシュを継続。
- ナターシャ・ハワード:15得点13リバウンド3スティール。第4Qのバスケットカウントで流れを決定づけました。
- ペイジ・ベッカーズ:27得点6アシスト。ハーフタイムの超ロング3を含むキャリアハイタイの得点で反撃を牽引。
- アリケ・オグンボワレ:15得点。第3Qの連続得点で会場を再点火。
- ナリッサ・スミス:7得点10リバウンドでゴール下を奮闘。
試合後のコメント
- ミッチェル「ケイトリンがいなくても私たちは得点力を失いません。早い段階でアグレッシブに行けたことが、最後まで自信につながりました」
- ボストン「ロゴ3を決められても崩れず、自分たちのディフェンス原則を守れたのが勝因です」
- ベッカーズ「最初はシュートが入らなかったけれど、あのブザービーターで流れが変わったと感じました。あと一歩届かなかったのは悔しいです」
開幕から4勝13敗と苦しむウィングスは最大23点差を跳ね返して逆転まで漕ぎつけたものの、フィールドゴール成功率が第1Q26%に沈んだ前半の失速が最後まで響きました。一方、フィーバーはクラーク不在でもオフェンス効率59.3%を記録し、東地区3位へ浮上する価値あるロード勝利を掴みました。

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