エンジェル・リースの止まらない快進撃が続いています。日曜日のロサンゼルス・スパークス戦で、キャリア36回目となるダブルダブルを達成し、2024年オールWNBAファーストチーム選出のアリッサ・トーマス(フェニックス・マーキュリー)を上回る記録を樹立しました。今シーズンだけで既に9回のダブルダブルを記録する彼女の安定感は、もはやWNBA界の常識を覆すレベルに達しています。
今シーズン9回 vs トーマス7回!オールWNBAファーストチームを圧倒
DraftKingsが「エンジェル・リースがキャリア36回目のダブルダブルを達成」と発表した瞬間、WNBA界に衝撃が走りました。この記録により、リースは今シーズンのダブルダブル回数で9回を記録し、昨年オールWNBAファーストチームに選出されたアリッサ・トーマスの7回を上回ったのです。
日曜日の試合では、28分間のプレータイムで13得点12リバウンドを記録。第3クォーター終了時点でスパークスに62-61でリードされている接戦の中でも、リースは安定したパフォーマンスを披露しました。この一貫性こそが、彼女を他の選手から際立たせる要因となっています。
特に注目すべきは、リースがまだ2年目の若手選手でありながら、リーグのベテラン選手たちを統計面で上回っているという事実です。トーマスは長年にわたってWNBAで活躍し、昨年は最高峰の評価であるオールWNBAファーストチームに選出された実力者です。その選手を統計で上回るということは、リースの成長スピードがいかに異常かを物語っています。
「ミーバウンド」論争再燃!賛否両論渦巻くリバウンド手法
リースの記録達成に対するファンの反応は、相変わらず賛否両論に分かれています。「頑張って、アンチたちのために」と応援するファンがいる一方で、「ダブルダブルなんて誰も気にしない」「本当にどうでもいい」といった厳しいコメントも寄せられています。
特に議論を呼んでいるのが、リースの「ミーバウンド」と呼ばれるプレースタイルです。これは彼女が自分のミスショットを自らリバウンドで回収することを指しており、一部のファンからは「11リバウンド、11ミス?」といった皮肉めいたコメントも出ています。
しかし、この「ミーバウンド」現象こそが、リースの特異な才能を示しているとも言えます。自分のミスショットを即座に回収できるということは、卓越したポジショニング能力と瞬発力を持っている証拠です。バスケットボールにおいて、セカンドチャンスを創出する能力は極めて価値が高く、チームの攻撃機会を増やす重要な要素なのです。
プレーオフ争い激化!東地区の命運を握るリースの存在感
リースとシカゴ・スカイにとって、個人記録の更新以上に重要なのが東地区プレーオフ争いでの生き残りです。日曜日の試合も接戦となり、最終クォーターでの戦いが勝敗を分ける状況でした。
このような重要な局面で、リースのダブルダブル記録は単なる個人成績以上の意味を持ちます。安定したリバウンド確保により、チームのポゼッション数を増やし、相手の攻撃機会を制限する彼女の貢献は計り知れません。特に接戦では、1つのリバウンドが勝敗を左右することも珍しくありません。
東地区のプレーオフ争いが激化する中、リースのようなインパクトプレーヤーの存在は、スカイにとって大きなアドバンテージとなっています。彼女が継続してダブルダブルを記録し続けることで、チーム全体の安定感も向上し、プレーオフ進出への道筋が見えてくるはずです。
批判的な声があることも事実ですが、数字は嘘をつきません。オールWNBAファーストチーム選出者を上回る統計を残している以上、リースの価値は疑いようがないのです。今後も彼女の記録更新とスカイの躍進から目が離せません。
引用:YAHOOSPORTS

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