インディアナ・フィーバーでチームメイトとして共に戦うケイトリン・クラークとレキシー・ハル。シーズン中間地点を迎えた今、二人の間に交わされた心温まるやり取りが話題となっています。ハルがInstagramに投稿したシーズン振り返りの写真に、クラークが寄せたコメントからは、深い信頼関係が見て取れます。
「楽しい時間は早く過ぎる」ハルの率直なシーズン中間総括
日曜日、ハルは自身のInstagramにインディアナでのシーズン写真のコレクションを投稿しました。「楽しい時間は早く過ぎる」というキャプションと共に綴られた投稿は、チームの現状を率直に表現したものでした。
現在フィーバーは8勝8敗で東地区3位につけており、リーグ5位の平均84.1得点を記録する一方、守備では平均80.1失点とリーグ7位タイの成績を残しています。しかし、エースのクラークが怪我のため16試合中わずか9試合の出場に留まる中、チームは一貫性を欠いた戦いを続けています。
そんな困難な状況の中でも、ハルの投稿からは前向きな姿勢とチームへの愛情が感じられます。厳しい戦いの中にも「楽しさ」を見出そうとする彼女の姿勢は、チーム全体の士気向上にも大きく貢献していることでしょう。
クラークからの温かいメッセージ「あなたを誇りに思う」の意味
ハルの投稿に対して、最初に反応したのがクラークでした。「So proud of u baby(あなたを誇りに思う)」というコメントは、単なる社交辞令を超えた深い敬意と愛情が込められています。
この言葉の背景には、ハルの今シーズンの飛躍的な成長があります。2022年のWNBAドラフト1巡目6位指名でフィーバーに入団したハルは、当初は役割プレーヤーとしてのスタートでした。しかし今シーズン、彼女は信頼できるセカンダリースコアラーかつ外周ディフェンダーとして大きく成長を遂げています。
キャリアハイを更新している今シーズンの成績(平均8.8得点、4.8リバウンド、1.7アシスト、1.3スティール)は、ハルがチームにとって欠かせない存在となったことを物語っています。クラークのコメントは、こうした成長を間近で見てきたチームメイトだからこその温かい賞賛と言えるでしょう。
スタンフォード出身エリートの底力!学業とバスケの両立で見せた真の実力
ハルの成長の背景には、スタンフォード大学時代に培った確固たる基盤があります。2021年の全米チャンピオンシップ優勝、3度のオール・パック12選出、そして2022年のElite 90賞受賞(NCAAトーナメント参加選手中最高GPA)という輝かしい実績は、彼女の文武両道の素晴らしさを証明しています。
学業面での卓越した成績と、バスケットボールでの高いパフォーマンスを両立してきた経験は、プロの世界でも大きな武器となっています。精神的な強さ、継続的な努力、そして冷静な判断力といった要素は、まさにハルがスタンフォード時代に磨き上げた財産です。
今後のフィーバーは、7月19日のWNBAオールスターゲームに向けて厳しいスケジュールが控えています。火曜日のミネソタ・リンクス戦を皮切りに、ラスベガス・エース、ロサンゼルス・スパークス、ゴールデンステート・バルキリーズ、アトランタ・ドリームといった強豪チームとのホームゲームが続きます。これらは全て今シーズン既に敗れているチームであり、ハルの更なる成長とクラークの早期復帰が、チームの飛躍の鍵を握っています。
引用:YARDBARKER

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