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【まさかの救世主】ケルシー・ミッチェルが32得点の大爆発!クラーク不在のフィーバーを勝利に導く驚異の復活劇

クリーブランド・フィーバーに新たなヒーローが誕生しました。ケイトリン・クラーク不在の中、ケルシー・ミッチェルが32得点7アシストの今シーズンハイを記録し、ダラス・ウィングスとの激戦を94-86で制しました。一時は23点リードから2点差まで詰め寄られる苦しい展開でしたが、終盤のミッチェルの神がかったプレーがチームを救いました。この勝利で8勝8敗の五分に戻したフィーバーの運命を変えるかもしれません。

WNBA史上4番目の快挙!249試合で4000得点500リバウンド500アシスト500本3P達成

金曜日のウィングス戦でのミッチェルの活躍は、単なる好調を超えた歴史的な意味を持っていました。彼女はこの試合でWNBA史上4番目の最速記録で「4000得点、500リバウンド、500アシスト、500本3ポイント成功」という偉大なマイルストーンに到達したのです。

これまでにこの記録を達成しているのは、わずか14人の選手のみ。ミッチェルは249試合でこの偉業を成し遂げ、ダイアナ・タウラシ(198試合)、アリケ・オグンボワレ(198試合)、ケイティ・スミス(241試合)に次ぐ4番目の最速記録となりました。

「私はリズムと試合の流れを維持することが好きで、特にゲーム終盤では自信を持ってプレーしたい」とミッチェルはコメント。「チームメイトが私をゴールに向かわせ、できる限りのクリエイトをしやすくしてくれる」この言葉からは、個人の力だけでなく、チーム全体の結束が生み出した勝利だったことが分かります。

終盤の決定的プレー!アリーヤ・ボストンとの絶妙なコンビネーション

第4クォーター残り4分、フィーバーは序盤の23点リードからわずか2点差まで追い上げられ、過去3試合で2桁リードを吹き飛ばしてきたチームにとって正念場を迎えていました。この重要な局面で、ミッチェルは真のエースとしての実力を発揮しました。

コートの中央付近でボールを受けたミッチェルは、アリーヤ・ボストンのスクリーンを利用してレーンに切り込み、タフなアンドワンを決めました。フリースローは外しましたが、ナターシャ・ハワードがリバウンドを回収してオフェンスをリセット。数秒後、ミッチェルは再びペイントエリアに侵入し、ハワードにアシストを供給してリードを6点に広げました。この一連のプレーで、ウィングスの反撃を完全に封じ込めたのです。

この試合のミッチェルのシュート成功率は驚異的でした。17本中11本成功(64.7%)、3ポイントシュートは6本中4本成功(66.7%)という高確率で、まさに「ゾーン」に入った状態でした。

6月の爆発的成長!5月との劇的な成績向上が示す真の実力

ミッチェルには興味深い傾向があります。彼女はキャリアを通じて「スロースターター」として知られており、5月は常に苦戦する月でした。今シーズンも5月は6試合で平均16.3得点、フィールドゴール成功率わずか38.7%、3ポイント成功率29.0%と低調でした。

しかし、6月に入ってから彼女は別人のように変貌しました。10試合で平均20.5得点、フィールドゴール成功率49.0%、3ポイント成功率38.2%と大幅に向上。特に直近5試合では平均22.8得点、3ポイント成功17本でリーグ1位の成績を残しています。

この劇的な改善は、ミッチェルの適応能力の高さを物語っています。シーズンが進むにつれて調子を上げていく彼女の特性は、プレーオフに向けて非常に心強い要素です。昨シーズンのオリンピック休暇後にフィーバーが飛躍した際も、クラークとミッチェルのバックコートコンビが原動力でした。

現在フィーバーは6位につけており、上位4シードも射程圏内です。クラークの復帰とミッチェルの好調が重なれば、今シーズンも大きな旋風を巻き起こす可能性があります。ソフィー・カニンガムやステファニー・ホワイトHCの欠場、デワナ・ボナーの移籍騒動など多くの困難を乗り越えてきたチームだからこそ、この逆境をバネにさらなる飛躍を遂げることでしょう。

引用:CBSSPORTS

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