【レイカーズ大敗北】ブルック・ロペスがクリッパーズと2年1800万ドルで契約！同市ライバルに痛恨の人材流出

ロサンゼルスのクロスタウン・ライバル対決で、クリッパーズが決定的な勝利を収めました。ブルック・ロペスが2年1800万ドルでクリッパーズと契約合意したのです。レイカーズも強い関心を示していただけに、同じ街のライバルチームに重要な補強ターゲットを奪われた形となりました。2021年のNBA優勝経験を持つ36歳のベテランセンターの加入で、クリッパーズのインサイド陣は大幅に強化されることになります。

2020年以降700ブロック超えは3人だけ！ロペスの守備力は別格

StatMuseが発表した興味深い統計によると、2020年以降に700ブロック以上を記録している選手は、マイルズ・ターナー、ルディ・ゴベール、そしてブルック・ロペスの3人だけです。この数字だけでも、ロペスがいかに優秀なリムプロテクターかが分かります。

Synergy Sports Techの詳細分析では、昨シーズンのロペスの多面的な能力が浮き彫りになっています。オープンキャッチ&シュートの3ポイント成功率42%、フックシュート60%、リムでのフィニッシュ74%という驚異的な数字を記録しています。

特に注目すべきは、ロペスの劇的な進化です。Law Murrayが指摘するように、28歳のオフシーズン時点で、ロペスは8シーズンでわずか31本中3本しか3ポイントを成功させていませんでした。しかし、それ以降は1000本以上の3ポイントを成功させているのです。現代バスケットボールに適応したストレッチセンターとしての能力は、まさに時代の変化を象徴しています。

クリッパーズの完璧な補強！ズバッツとの理想的なコンビネーション

クリッパーズにとって、ロペスの獲得は複数の問題を一度に解決する理想的な補強です。現在のスターティングセンターであるイビツァ・ズバッツは優秀な選手ですが、バックアップセンターの層の薄さが長年の課題でした。

Law Murrayは興味深い事実を指摘しています。ロペスはノースハリウッド生まれで、ディズニーの大ファンであり、ズバッツのベテランメンターであり、ルーキー時代にローレンス・フランクコーチに指導を受けた経験があります。これらの要素は、チームケミストリーの構築において非常に重要な意味を持ちます。

Sam Vecenieは戦術的な観点から分析しています。「昨年のミルウォーキーでの問題は、多くの外郭選手がドリブルペネトレーションを阻止したり、スクリーンでのドロップスキームを実行するのに苦労したことだった。ロペスの出場時間をダン/DJJと組み合わせれば、良いコンビネーションができる」

この指摘は的確で、クリッパーズの守備的な選手層とロペスの組み合わせは、非常に堅固なディフェンシブユニットを形成する可能性があります。

レイカーズの誤算！同市ライバルに重要ターゲットを奪われる屈辱

この契約で最も注目すべきは、レイカーズにとっての大きな痛手だということです。The Athleticの報道によると、レイカーズは1410万ドルのミッドレベル・エクセプションを使って、ミルウォーキー・バックスのブルック・ロペスとアトランタ・ホークスのクリント・カペラを追いかけることが予想されていました。

Ric Bucherは日中のツイートで「レイカーズファンへ：あなたのチームは今日ブルック・ロペスとクリント・カペラと面談すると言われているが、デアンドレ・エイトンにも関心がある。誰を紫と金で見たいか？」と投稿していました。つまり、レイカーズは確実にロペス獲得を狙っていたのです。

しかし、結果的にクリッパーズが勝利を収めました。Bobby Marksが指摘するように、この契約によりクリッパーズは第一エプロンに達することになりましたが、それでもロペス獲得を優先したということは、彼への評価の高さを物語っています。

同じロサンゼルスという街で、しかもスタープレーヤーのレベルでは互角の戦いを続けているライバルチーム同士での人材争奪戦で敗北したことは、レイカーズにとって二重の痛手となります。ロペスの加入により、来シーズンのクリッパーズは間違いなく強化されることになり、レイカーズは代替案を急いで検討する必要に迫られています。

引用:HOOPSHYPE