WNBAダラス・ウィングスで衝撃的なトレードが発生しました。恋人同士として知られるディジョナイ・キャリントンとナリッサ・スミスが、突然のトレードによって別々のチームで戦うことになったのです。スミスがラスベガス・エーシズにトレードされた翌日、キャリントンがSNSに投稿した感情的なメッセージが多くのファンの心を打っています。
突然のトレード発表とカップルの別れ
ナリッサ・スミスは月曜日にダラス・ウィングスからラスベガス・エーシズへ、2027年の1巡目指名権と引き換えにトレードされることが発表されました。このトレードは多くの人にとって予想外のニュースでしたが、特にスミスの恋人であるディジョナイ・キャリントンにとっては大きなショックだったことでしょう。
スミスは2022年にドラフト全体2位でインディアナ・フィーバーに指名され、3シーズンを過ごした後、今年キャリントンと同じチームでプレーするためにダラスに移籍していました。せっかく恋人同士で同じチームに所属できたのに、わずか数か月で再び離ればなれになってしまったのです。
キャリントンは火曜日にTikTokで、スミスとの動画に「もう恋しい」という意味の切ないキャプションを付けて投稿。この投稿は瞬く間に拡散され、多くのファンから同情と応援のコメントが寄せられています。
キャリントンの輝かしいキャリアと今シーズンの活躍
ディジョナイ・キャリントンは2021年にコネチカット・サンから2巡目指名を受けてWNBAキャリアをスタートさせました。4シーズンを経て、リーグを代表するツーウェイウィングとして成長を遂げています。
昨年2024年シーズンには、キア・WNBA最優秀改善選手賞を受賞し、オールディフェンシブ・ファーストチームにも選出されました。キャリアハイとなる平均12.7得点、5.0リバウンド、1.6スティールという素晴らしい成績を残しています。
今年2月にダラスにトレードされてからも安定したパフォーマンスを見せており、14試合で平均11.8得点、5.1リバウンド、2.1アシスト、1.4スティールという数字を記録しています。コート外でも人種差別問題やジェンダー平等に関する活動で知られ、リーボックやワンサイズ・ビューティーとのブランドパートナーシップも結んでいます。
チーム成績低迷の中での個人的な試練
現在ダラス・ウィングスは18試合を消化して5勝13敗という厳しい成績で、西カンファレンス最下位に沈んでいます。全体1位指名のペイジ・ビューカーズが平均18.4得点、5.8アシスト、1.8スティールという素晴らしい成績でオールスターゲーム出場を決めるなど明るい材料もありますが、チーム全体としては勝利に結びついていない状況です。
そんな困難な状況の中で、キャリントンは個人的にも大きな試練に直面することになりました。スミスは今シーズン、平均19.1分の出場で6.7得点、4.9リバウンドという成績でしたが、チームの戦力構想から外れる形でのトレードとなりました。
恋人同士でありながらプロとして別々の道を歩むことになった二人。キャリントンの感情的な投稿は、スポーツ選手も一人の人間であることを改めて感じさせる出来事となっています。
引用:YARDBARKER

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