ダンカン・ロビンソン

【FA速報】ダンカン・ロビンソンがピストンズと3年48億円契約!マイアミからサイン&トレードで移籍決定

NBAフリーエージェント市場で大きな動きがありました。マイアミ・ヒートでプレーしていたダンカン・ロビンソンが、デトロイト・ピストンズと3年総額4800万ドル(約48億円)の契約でサイン&トレードされることが決定しました。ピストンズはこの取引でシモーネ・フォンテッキオをヒートに送り、ロビンソンという確実な3ポイントシューターを獲得します。この契約は多くの専門家が「高額すぎる」と評価する一方で、ピストンズの本気度を示す補強として注目を集めています。

ベイズリーの問題でロビンソンに白羽の矢

実は、ピストンズは当初マリク・ベイズリーと3年4200万ドルの契約を検討していました。しかし、ベイズリーにギャンブル疑惑が浮上したため、急遽ロビンソンにターゲットを変更したのです。皮肉なことに、ロビンソンの契約額はベイズリーの予定額を上回る結果となりました。

ピストンズは今オフシーズン、ティム・ハーダウェイJr.やデニス・シュレーダーといった外線シューターを失っており、3ポイント能力の補強が急務でした。特にベイズリーはチーム最高の3ポイント脅威だっただけに、彼の離脱は大きな痛手となっていました。

ロビンソンは通算3ポイント成功率39.7%という素晴らしい数字を持つスペシャリストです。昨シーズンは74試合に出場し、そのうち半分でスターターを務め、平均11得点、2.3リバウンド、2.4アシストを記録。フィールドゴール成功率43.7%、3ポイント成功率39.3%という安定した成績を残しています。

契約の内容とピストンズの戦略

この契約で興味深いのは、3年目が無保証で2年目も部分保証という構造になっていることです。実質的な保証額は3200万ドル程度とみられ、ピストンズにとってはリスクを抑えた契約と言えるでしょう。サイン&トレードでは最低3年契約が義務付けられているため、この構造は合理的な判断です。

ピストンズは同日、元ホークスのケアリス・ルバートとも2年契約を結んでおり、奇しくもロビンソンとルバートは共にミシガン大学出身です。ハーダウェイJr.もミシガン大学出身だったことを考えると、ピストンズのフロントには何らかの母校愛があるのかもしれません。

トレードで放出されるフォンテッキオは、昨シーズン75試合全てでベンチから出場し、平均5.9得点、2.9リバウンドを記録しました。しかし、3ポイント成功率は33.5%と前年の40.1%から大幅に下落しており、ピストンズとしては放出しやすい選手だったと言えるでしょう。

ファンからは賛否両論の声

この契約発表に対して、ファンからは賛否両論の声が上がっています。「ベンチにも座れなかった選手に高額すぎる」「せいぜい年俸1000万ドル程度が妥当」という批判的な意見がある一方で、「彼の3ポイント能力とフリースロー90%の安定感を考えれば妥当」という擁護する声もあります。

マイアミのファンからは「愛すべき選手だったが、ヒートが3年間手放そうとしていた選手に同じような金額を出すのは驚き」という複雑な反応も見られます。ロビンソンはヒートでの5シーズンで重要な役割を果たし、特に2020年のファイナル進出時には欠かせない存在でした。

ピストンズとしては、昨シーズンの躍進をさらに発展させるための重要な補強と位置づけています。ケイド・カニンガムを中心とした若いチームに、確実な外線脅威を加えることで、プレーオフ進出に向けた戦力強化を図ったと言えるでしょう。契約額の妥当性については今後の活躍で判断されることになりそうです。

引用:HOOPSRUMORS

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