サンアントニオ・スパーズで82試合すべてに出場した2024-25シーズンを終えたクリス・ポールは、現在次のNBA行き先を探しています。彼の将来を取り巻く多くの噂や報道の中で、最も有力な可能性の一つがロサンゼルス・クリッパーズへの復帰です。しかし、ガードは移籍に同意する前に重要な条件を設定していると報じられています。
「クリス・ポールはスターターになりたいと思っています…これが彼がまだ決心を固めていない理由の一部です」とNBAライターのティム・レイノルズが公式Xアカウントに投稿しました。「クリッパーズは依然として彼が自分たちを選ぶことを非常に希望しています」
ポールの願望は些細な詳細ではありません。40歳の彼は、リーグでの時間が限られていることを知っており、2005年にニューオーリンズ・ペリカンズからドラフト指名されて以来、キャリアの大部分でそうであったように、最後の期間を意味のある貢献者として過ごしたいと明らかに考えています。
40歳でも証明した価値
昨シーズンのスパーズでのパフォーマンスは、その期待を裏付けています。彼はレギュラーシーズン82試合すべてに出場し、平均8.8得点、7.4アシスト、3.6リバウンドを記録しました。彼の年齢だけでなく、サンアントニオの苦戦を考慮すると、これは印象的な数字です。
ポールの20年間のNBAキャリアの中で、ベンチの役割を受け入れた唯一の時期は、ゴールデンステート・ウォリアーズでの2023-24シーズンでした。そこでは、もちろんスターティングポイントガードのポジションはステフィン・カリーのものであり、ポールはそのシーズンでわずか18試合しかスタートしませんでした。これは短命な経験で、彼はわずか1年でサンフランシスコのチームを去りました。
クリッパーズでの輝かしい過去
クリス・ポールは、クリッパーズでNBAバスケットボールの最高の時期の一部を過ごしました。2011年にペリカンズでの6シーズンを経て到着し、すぐにチームの中心的な存在となりました。そこでの期間中、彼は1試合平均16.9から19.8得点を記録し、2度リーグのアシスト王に輝きました。
彼の活躍は、クリッパーズが在籍期間を通じて西部カンファレンスの優勝候補であり続けるのに重要でした。チームはポールがいた6シーズンすべてでプレイオフに進出し、カンファレンス準決勝に3回進出しました。
しかし、今回の復帰には大きな障害があります。過去数年間、スターティングポイントガードのポジションは、チームのトップスターの一人であるジェームズ・ハーデンのものでした。そして、タイロン・ルー監督がそれを変えることは想像し難いです。
ハーデンとの複雑な関係
ハーデンとポールは、ヒューストン・ロケッツで2シーズンチームメイトとして、成功したバックコートデュオを形成していましたが、コート外での緊張についても憶測を呼びました。実際、彼らの関係の悪化の噂は、2019年にポールがオクラホマシティ・サンダーに移籍した理由の一つとして挙げられました。
現在のクリッパーズでポールがスターターになるという願望は、チームの現状とは完全には一致しません。ハーデンがメインのポイントガードとして確立されている中で、ポールが同じ役割を求めることは現実的ではない可能性があります。
しかし、ポールの経験と知識は、どのチームにとっても貴重な資産です。彼がベンチ役割を受け入れる意思があるかどうか、そしてハーデンとの過去の問題が解決されているかどうかが、この潜在的な復帰の鍵となるでしょう。
40歳という年齢でも高いレベルでプレーを続けているポールにとって、最後のキャリアをどのような形で締めくくるかは重要な決断となります。クリッパーズとの再結合が実現するかどうか、今後の展開が注目されます。
引用:bolavip

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