ラスベガス・エースの絶対的エース、エイジャ・ウィルソン(3度のMVP受賞者)が火曜日のニューヨーク・リバティ戦で右手首を負傷し、水曜日にMRI検査を受けました。幸いなことに、深刻な怪我は免れた模様で、木曜日のワシントン・ミスティックス戦は「出場疑問」とされています。
ウィルソンは水曜日にソーシャルメディアで安堵のメッセージを投稿しました。
「まあ!MRIマシンの音ほど目が覚めるものはないわね(笑)でも、みんなの祈りに感謝したい!ニューヨーク・リバティには迅速な対応とプライバシーの配慮に本当に感謝しています。チームメイトたちも私の暴走を止めてくれてありがとう(笑)神には私が決して疑わない計画がある。私たちは大丈夫!」
第2クォーター終盤の悪夢!両足を払われ手をついて転倒
事件は第2クォーター終盤に起きました。ウィルソンがバスケットにドライブした際、レオニー・フィービッヒにファウルされ、両足を払われる形で倒れ込みました。彼女は転倒の衝撃を和らげようと手をついて着地しましたが、その際に右手首を痛めてしまったのです。
ウィルソンはしばらくコートに倒れ込んだまま動けず、エースの医療スタッフが駆け寄りました。チームメイトたちはタオルを掲げてプライバシーを守るという感動的な場面も見られました。
タイムアウト後、ウィルソンはフリースローを打つために立ち上がりました。もしこの時点で交代していたら、ルール上その試合には戻れなくなるためです。その後数プレーは続けましたが、ハーフタイム直前についにロッカールームへと向かいました。
「エイジャ・ウィルソンは一人では埋められない」チームメイトが語る存在の大きさ
後半、チームがコートに戻ってきた時、ウィルソンの姿はありませんでした。その後、手首に大きなラップを巻いて私服姿でベンチに現れましたが、試合には復帰できませんでした。
チームメイトのジャッキー・ヤングは、ウィルソンの不在について語りました。
「誰かが欠けた時、私たちは全員でカバーしようとします。でも相手はエイジャ・ウィルソンです。一人で彼女の役割を埋められる選手なんていません。チーム全体で努力しましたが、少し及びませんでした。深刻な怪我でないことを祈っています…彼女はこのチームの心臓であり魂です」
9勝10敗で9位転落…エースに最悪のタイミングでの負傷
今季のエースは、2022年、2023年と2連覇を果たしたチャンピオンとは思えない苦戦を強いられています。火曜日の敗戦で9勝10敗と勝率5割を切り、順位は9位まで転落。このままではプレーオフ出場すら危うい状況です。
ウィルソンは今季も素晴らしい成績を残しており、火曜日の試合前までの平均は:
- 21.9得点(チーム1位、リーグ5位以内)
- 9.0リバウンド(チーム1位、リーグ5位以内)
- 3.3アシスト
- 1.8スティール(チーム1位、リーグ5位以内)
- 2.6ブロック(チーム1位、リーグ5位以内)
すでに今季は脳震盪で3試合欠場しているウィルソン。エースにとって、エースの長期離脱は致命的な打撃となりかねません。
オールスター前の正念場!残り3試合での復帰なるか
エースの今後のスケジュールは:
- 7月11日(木):ワシントン・ミスティックス戦(出場疑問)
- 7月12日(金):ゴールデンステート・バルキリーズ戦
- 7月16日(火):ダラス・ウィングス戦
その後はオールスターブレイクに入ります。ウィルソンのMRI結果が良好だったという本人のメッセージは、チームとファンにとって大きな安堵をもたらしました。しかし、プレーオフ争いの真っ只中での負傷は、エースの今季の命運を左右しかねない重要な局面となっています。
引用:CBSSPORTS

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