デンバー・ナゲッツからブルックリン・ネッツへトレードされたマイケル・ポーターJr.(MPJ)が、衝撃的な本音を明かしました。2023年にNBAチャンピオンに輝いたチームを離れることについて、「デンバーでは自分の天井が頭打ちになっていた」と率直に語ったのです。
【トレード詳細】
- ナゲッツ→ネッツ:マイケル・ポーターJr.、2032年無保護1巡目指名権
- ネッツ→ナゲッツ:キャム・ジョンソン
「ヨキッチとマレーの2人のゲームが強力すぎた」チャンピオンチームでの葛藤
ポーターJr.は『デンバー・ガゼット』のインタビューで、ナゲッツでの複雑な心境を赤裸々に語りました。
「デンバーでは、自分の天井が少し頭打ちになっていたと感じています。私たちには特定のプレースタイルがあり、ヨキッチとジャマールがどうプレーするか、その2人のゲームは非常に強力です。それが私たちのプレー方法なんです」
さらに続けて、「その方法でプレーできたことにとても感謝しています。結果として優勝もできました。でも、デンバーでの自分の天井は少し頭打ちになっていたと感じているんです。だから、ブルックリンでの次の章が本当に楽しみです」
「成長し続けたい」26歳の野心が選んだ新天地
ポーターJr.の発言で特に注目すべきは、優勝という最高の結果を得ながらも、個人としての成長に飢えている点です。
「私はゲームを成長させたい。頭打ちになりたくない。キャリアを通じて良くなり続けたいんです」
26歳という若さでありながら、すでに7年間ナゲッツでプレーしてきたポーターJr.。昨シーズンは平均17.5得点、6.7リバウンドを記録し、3ポイント成功率も39.1%と安定した数字を残していました。
ネッツが期待する「ダイナミックな攻撃力」
ネッツのショーン・マークスGMは、ポーターJr.獲得について次のようにコメントしています。
「マイケルと彼の家族をブルックリンに迎えることができて興奮しています。マイケルはダイナミックな攻撃的才能を持ち、チームにシューティングとフロアスペーシングをもたらしてくれるでしょう。同時にリバウンドでも強い存在感を発揮してくれます」
実際、ポーターJr.は背番号7番を着用することが決定。この番号は2021-2023年にケビン・デュラントが着用していた番号でもあり、ネッツの期待の大きさがうかがえます。
「感謝」と「野心」の間で揺れる複雑な心境
興味深いのは、ポーターJr.が元チームへの感謝を忘れていない点です。YouTubeでの動画では、ナゲッツの経営陣、特にティム・コネリー、ジョシュ・クロエンケ、スタン・クロエンケに対して、過去7年間の感謝を述べています。
しかし同時に、「Curious Mike(好奇心旺盛なマイク)」というニックネームを持つ彼らしく、新たな挑戦への意欲も隠せません。ネッツでは、ヨキッチとマレーの陰に隠れることなく、自身のゲームをより多く披露できる機会を得ることになるでしょう。
優勝チームから再建チームへ「逆行」の決断の真意
一般的に、優勝を経験した選手が再建中のチームへ移籍することは「キャリアの後退」と見なされがちです。しかし、ポーターJr.の場合は違います。
彼が求めているのは、単なる優勝リングの数ではなく、選手としての成長と可能性の最大化。デンバーでは3番手、4番手の役割に甘んじていた彼が、ブルックリンでは主要なオプションとして活躍する可能性があります。
キャム・ジョンソンは「優勝を争うことができて興奮している」とコメントしており、両選手にとってWin-Winのトレードとなったようです。ポーターJr.の「天井」がブルックリンでどこまで高くなるのか、注目が集まります。
引用:HOOPSHYPE

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