クーパーフラッグ

【分析】「ポイント・フラッグ」誕生の瞬間!シュート不調でも光った3つの可能性

ラスベガスで行われたサマーリーグで、ダラス・マーベリックスのクーパー・フラッグがプロデビューを飾りました。シュートは21本中5本成功という厳しい結果でしたが、「ポイント・フラッグ」という新たな可能性を示し、将来への期待を大きく膨らませる内容となりました。

観察その1:「ポイント・フラッグ」は実現可能だ

試合開始直後から、フラッグはライアン・ネンブハードと共にボールハンドリングとプレイメイキングの責任を分担することを躊躇しませんでした。

開幕ポゼッションでボールを運び、レイカーズが94フィートからのプレッシャーと早い段階でのダブルチームを仕掛けてきても、フラッグは冷静さを保ちました。コントロールを保ちながらハーフコートを越え、目的を持ってオフェンスを組み立てていました。

公式記録上の最初のアシストは第2クォーター中盤まで待たなければなりませんでしたが、それ以前にもチャンスは作っていました:

  • 第1クォーターだけで少なくとも3本のコーナー3ポイントを外された
  • ドリブル突破から生まれたチャンスを味方が決められず
  • ホッケーアシスト(アシストにつながるパス)も多数

最終的に4アシストを記録し、最後の1本は見事なブロックから速攻で3ポイントにつなげるという、彼の多才さを象徴するプレーでした。

観察その2:シュートは冷たかったが、自信は揺るがず

フラッグのシューティング成績は厳しいものでした:

  • フィールドゴール:21本中5本成功
  • 3ポイント:5本全て失敗
  • ゴール下:10本中3本成功
  • 2ポイント全体:16本中5本成功

しかし、ミスよりも目立ったのは、それらのシュートを打つ際の落ち着きでした。序盤の緊張を振り払い、リム付近とミッドレンジという快適ゾーンに到達していました。

特筆すべきは、ブロニー・ジェームズに対してポストアップからの簡単なターンアラウンド・ミドルレンジを決めたプレー。速攻では10得点中6得点を挙げ、トランジションでの強さを証明しました。

彼のショット選択は無謀ではありませんでした。ミスマッチを狙い、開始から終了ブザーまで積極的でした。

観察その3:NBAのフィジカルへの適応には時間が必要

守備面でのフラッグは本物でした:

  • 3スティール、1ブロックを記録
  • ブロニー・ジェームズからダルトン・ネクト、ダリウス・ベイズリーまで複数のポジションを守備
  • ボールハンドラーへのヘルプディフェンスで活発な手の動き
  • ルーズボールを作り出してターンオーバーを誘発

しかし、リバウンドでのフィジカルコンタクトや、接触を受けながらのフィニッシュには苦戦しました。6リバウンドを記録しましたが、時折臆病に見える場面もあり、これは経験でしか克服できない課題です。

カイリー不在時の新たな武器として

カイリー・アービングが不在の時、マーベリックスは賢明にもフラッグの自信を試しています。サマーリーグはレギュラーシーズンの激しさには及びませんが、時折オフェンスを組み立てる信頼を得ることは、彼の成長とマーベリックスの将来にとって重要です。

この「ポイント・フラッグ」バージョンは、早い段階で派手なアシスト数を記録しないかもしれませんが、ビジョンとインパクトは間違いなく本物です。

プロ初戦の評価:期待と課題が共存

プロ初戦というプレッシャーと重圧を考えれば、どんなルーキーにも見られるように、ポジティブな発展と改善の余地が混在していました。

フラッグが見せた可能性:

  1. ポイントフォワードとしての資質
  2. シュート不調でも自信を失わないメンタル
  3. 複数ポジションを守れる守備の多様性

週末の残りの試合でも彼の活躍が見られることを期待しています。ダラスの未来は、想像以上に明るいかもしれません。

引用:YAHOO!SPOTRS

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