ゴールデンステート・ウォリアーズの絶対的エース、ステフィン・カリー(37歳)が、自身の引退時期について初めて具体的な考えを明かしました。ネバダ州サウスレイクタホで開催されているアメリカン・センチュリー・チャンピオンシップ・ゴルフ大会に参加中のカリーは、記者団に対して「2年ずつ考えている」と語り、キャリアの終わりが近づいていることを示唆しました。
「どれくらい続けるか分からない」現在の契約は2027年まで
記者から「NBAでどれくらいプレーを続けるか」と問われたカリーの答えは、意外にも明確でした。
「分からない。ただ2年ずつ考えているんだ。それが今の契約で残っている期間だから」
カリーの現在の契約状況:
- 契約期限:2027年まで
- 2025-26シーズン:5,960万6,817ドル(約90億円)
- 2026-27シーズン:6,258万7,158ドル(約94億円)
昨夏、ベテラン延長契約を結んだカリーは、少なくとも今後2シーズンはウォリアーズでプレーすることが確定しています。
ウォリアーズ「ビッグ3」が同時に契約切れという運命
興味深いことに、2027年はウォリアーズにとって特別な年になります。チームの中核を担う3人の選手が全員契約切れを迎えるのです:
- ステフィン・カリー(37歳)
- ジミー・バトラー(35歳)
- ドレイモンド・グリーン(35歳)
この「ビッグ3」の同時契約切れは、ウォリアーズの一つの時代の終わりを意味するかもしれません。
「まだまだやれる」本人と周囲の自信
しかし、カリー自身は引退を急いでいるわけではありません。プレーオフ後の記者会見で、ウォリアーズが優勝できる期間が「2年」と言われたことについて、バトラーは「我々にはまだ素晴らしいバスケットボールがたくさん残っている」と反論。カリー自身も「タンクにはまだたくさん残っている」と語っています。
父デル・カリー「40代まで十分プレーできる」
さらに心強いのは、父親で元NBA選手のデル・カリーの見解です。6月にデルは、息子について「40代まで十分にプレーできる」と語りました。
もしステフィンがその予言通りにプレーを続けるなら、現在の契約を超えて少なくとももう一度の延長契約が必要になります。
ちなみに、デル・カリーは来シーズンからPrimeのNBA中継で解説者を務めることが報じられています。息子の活躍を間近で見守ることになりそうです。
37歳でもチームトップの成績を維持
年齢を重ねても、カリーの重要性は変わりません。今季の成績:
- 平均得点:24.5点(チーム最多)
- 平均リバウンド:4.4本
- 平均アシスト:6.0本(チーム最多)
- 出場試合:70試合(チーム最多)
- 平均出場時間:32分(バトラーに次いで2位)
怪我に苦しんだチームの中で、カリーは最も安定した活躍を見せました。
ゴルフを楽しみながら、チーム編成にも関与
現在はゴルフに集中しているカリーですが、ウォリアーズの忙しいオフシーズンの動向にも注目しています。アル・ホーフォードの獲得可能性について意味深なコメントをするなど、チーム編成にも積極的に関わっている様子がうかがえます。
「2年ずつ」という考え方は、引退への準備を始めたとも、まだまだ続ける意欲の表れとも取れます。いずれにせよ、NBA史上最高のシューターの一人であるカリーが、自身のキャリアの終わりを意識し始めたことは間違いありません。
ファンにとっては、残された時間でカリーがどれだけの偉業を成し遂げるか、一瞬たりとも見逃せない日々が続きそうです。
引用:YAHOO!SPOTRS

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