7月10日に開幕する2025年NBAベガス・サマーリーグに、驚くべき顔ぶれが参戦します。通常は若手の登竜門とされるこの大会に、29歳を筆頭とするベテラン選手たちが最後のNBA挑戦に賭けているのです。その中でも注目は、ニューヨーク・ニックスのロスターに名を連ねた日本人選手馬場雄大(バンバ・ヨウダイ)。29歳243日という最年長での参戦となります。
日本から世界へ!馬場雄大が挑む「29歳の夢」
長崎ヴェルカでプレーしていた馬場が、なぜこの年齢でサマーリーグに挑戦するのか。それは、30歳を目前にした「最後のチャンス」だからです。
サマーリーグ最年長選手トップ5:
- 馬場雄大(ニューヨーク)- 29歳243日/前所属:長崎ヴェルカ(日本)
- ジョン・エルモア(サクラメント)- 29歳200日/前所属:マニサBB(トルコ)
- ケイタ・ベイツ=ディオプ(ミルウォーキー)- 29歳166日/前所属:青島(中国)
- スカル・ラビシエール(オーランド)- 29歳117日/前所属:ストックトン・キングス
- ジェレミー・ジョーンズ(メンフィス)- 29歳26日/前所属:リオグランデバレー・バイパーズ
馬場以外にも、世界各国のリーグでプレーしてきた選手たちが集結。トルコ、中国、レバノン、ルーマニア、ドイツ、イスラエルなど、まさに「世界中からNBAを目指す選手たち」の祭典となっています。
元NBA選手も必死の再挑戦!ケイタ・ベイツ=ディオプの執念
29歳166日で3番目に年長のケイタ・ベイツ=ディオプは、実はNBAで複数シーズンをプレーした経験を持つ選手です。サンアントニオ・スパーズやブルックリン・ネッツでプレーした後、中国リーグに活路を求めていました。
同様に、スカル・ラビシエールも元NBA選手。サクラメント・キングスやポートランド・トレイルブレイザーズでプレーした経験があります。彼らのような選手にとって、サマーリーグは「NBA復帰への最後の扉」なのです。
なぜベテランがサマーリーグに?30チームが注目する理由
通常、サマーリーグは22~23歳の若手選手が中心ですが、なぜこれほど多くのベテランが参加するのでしょうか。
ベテラン選手の価値:
- 即戦力としての経験値
- 若手選手へのメンタリング能力
- 海外リーグでの実績による信頼性
- プレッシャーに強いメンタル
特に馬場のような海外リーグで実績を積んだ選手は、NBAチームにとって「低リスクで高リターン」な存在。2ウェイ契約やトレーニングキャンプ招待の可能性があります。
実際、過去にはサマーリーグから這い上がってNBAで成功した選手も多数存在します。現在レイカーズで活躍するオースティン・リーブスも、サマーリーグでの活躍から2ウェイ契約を勝ち取り、今では主力選手となっています。
29歳という年齢は、多くのスポーツでは「ピーク」とされる時期。しかし、NBAを夢見る選手にとっては「ラストチャンス」かもしれません。馬場をはじめとする「最年長組」が、若手に混じってどのようなプレーを見せるのか。彼らの執念が、新たなサクセスストーリーを生み出すかもしれません。
日本人ファンにとっては、馬場がニューヨークという大舞台で、どのようなインパクトを残せるかが最大の注目点。29歳の挑戦が、日本バスケ界に新たな道を切り開く可能性を秘めています。
引用:HOOPSHYPE

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